2016年7月の記事

2016.07.15

保健師をめざす学生の「地域看護学実習 学びの報告会」を開催 !

看護医療学科4年生で保健師科目を選択している学生22名が、5月30日~7月8日まで「地域看護学実習」に行きました。地域看護学実習では、学生は「学校保健実習」または「産業保健実習のどちらかを選択し、保健所は全員実習となります。 報告会の開催は、それぞれの実習施設で体験する保健事業や活動が異なるため、学びをまとめて報告することで、共有を図ることを目的としています。 学校保健実習では、1週間の実習期間中、高校と小学校、養護学校で実習を行いました。学校保健活動や学校安全活動の実際を体験し、媒体を実際に作成して生徒の健康課題に応じた保健指導のあり方を学びました。   ▼学生が作成した掲示物   産業保健実習では、3つの事業場全てで、通常は立ち入ることができない作業中の職場巡視を体験しました。また個人への保健指導を実際に行い、対象者の労働と日ごろの生活や意識と健康との関連を考え、その状況に応じた効果的な保健指導のあり方を学ぶことができました。熱意あふれる指導保健師の活動を通して保健師魂を感じ、産業保健活動の魅力を感じた1週間でした。   ▼産業保健の実習風景   保健所実習では、県内3つの保健所で、家庭訪問や感染症対策、健康推進事業に参加しました。それぞれ参加した保健事業が異なっていましたが、個人への支援や管轄市町村への支援活動を通して、地域特性に応じて地域の関係機関との連携を図り、協働している実際の保健師活動について学ぶことができました。     以下、学生の感想をご紹介します。   産業保健実習の報告を聞いて 今回の産業保健実習の発表を聞いて、保健師は数少ない人数で、職場で働く全労働者を対象に支援するため、広い視野、観察力などもとても重要になると解りました。また、保健師は、労働者の健康課題に対して、その職場(労働)の特性と労働者の健康状態を関連させて支援することで健康を守り、職場全体の利益につなげていると思いました。職場巡視をすることで健康課題の予防に努めることもとても重要であると学びました。 学校保健では児童・生徒またその保護者、教職員を対象に支援を行っていて、児童・生徒個人および集団としての健康課題への対応をしていました。産業保健では働く成人が対象であったので、日本では、人が生まれてから、成長・発達していく中で、学校生活を終えて社会に出ても職場で支援を受けることができるケアシステムの中にいることが理解できました。保健師は、人の一生を通して支援している専門職であることを改めて学ぶことができました。(学校保健実習学生)   学校保健の報告を聞いて 学校保健においては、養護教諭は子どもの成長発達に合わせて、対象者やその家族が健康に安心して地域で生活できるように、必要な健康教育や保健指導を行い、障害を持ちながらでもその子に合わせた生活が送れるようにサポートすることが大切であると思いました。そのためには、必要な関係機関と子ども、家族などの間に立ち、つなげることが必要であると思いました。(産業保健実習学生)   保健所の報告を聞いて 3つの保健所でそれぞれ実習内容は異なっていましたが、保健所で取り組まれている事業や、実際の事例を通して改めて保健師が地域の関係職種をつなぐ役割を担い、活動されていることを学ぶことができました。また、それぞれ地域の特徴があり、その特徴を生かした支援を保健師が他職種と連携して行っていくことが重要だと学ぶことができました。後期からは市町村実習が始まりますが、今回の実習で学んだことを生かし、頑張りたいと思います。   難病の家庭訪問やがんサロンでのがん患者のピアサポート、感染症発生時の防護服であるPPE着脱演習など私たちが経験できていないことも報告を聞くことで学ぶことができました。一方で保健所保健師の役割は広域的な地域支援や他職種との連携など共通点があると学ぶことができました。   他の保健所の実習のまとめを聞いて、保健所ごとに地域の特性に違いがあり、特性に応じた事業が行われていることがわかりました。しかし、どの保健所でも保健師の役割は保健活動の指針に基づいており、また、他職種や関係機関との連携が密に行われることで地域のネットワークの構築に繋がっていることを学びました。     今回は、保健師実習5単位の中の2単位の実習でした。実習前は、少し不安げな様子でしたが、実習を通して保健師の活動と役割への理解が深まったようで、実習終了時には良い表情になり、たくましさも感じられました。9月から市町村で3週間の実習と1週間の学外演習が始まりますので、これからその準備が本格的に始まります。   看護医療学科教授 松本泉美

2016.07.14

学生広報スタッフblog vol.209~熊本地震の報告会in御所コミュニティカフェ!

こんにちは!災害復興ボランティア部HOPEFUL所属、学生広報スタッフの人間環境デザイン学科3回生藤田直樹です。   7月8日(金 )に御所コミュニティカフェで毎週金曜日に行われている「金曜カフェ~つどい~」で熊本地震の報告会を行いました。デザイン学科4回生から野田さん、平井さん、石橋さん、HOPEFULから中野さん、安井さん、藤田が参加しました。   実際に熊本へボランティア活動に行った、教育学部3回生安井友紀子さんと健康科学部3回生藤田直樹が御所コミュニティカフェに来ていたお年寄りの方に、ボランティアで行った活動や今の被災地の現状などを報告しました。震災からまもなく3ヶ月が経ちますが、あたりまえの生活があたりまえでないことを再確認しました。 お年寄りの方は親身になって聞いていました。そして、一人ひとりができる復興支援活動を考え直しました。     報告会の後、熊本県産のスイカや熊本県名物のお菓子を食べました。お年寄りの方からスイカの上手な切り方を教えていただき、知恵や世間話や学校での活動などを話しながら交流しました。     熊本地震の報告会を畿央大学内にとどまらず地域住民の方に報告する場ができ、被災地の現在の状況をたくさんの方に知って頂き、熊本地震の風化を防ぐとともに復興支援活動をしようと思う方が増えればと思います。   【関連記事】 熊本のための募金活動、御礼と報告!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2016.07.13

ベビーマッサージとマタニティヨガ特別講演!~助産学専攻科

7月11日(月)に助産師の森田婦美子先生に来ていただき、ベビーマッサージとマタニティヨガ特別講演を受講させていただきました。     ≪ベビーマッサージ≫ ベビーマッサージとは肌と肌で触れ合う親子のスキンシップのひとつです。生まれて1か月~だいたい赤ちゃんがハイハイを始める10か月まで行うのが理想です。 赤ちゃんに優しく声をかけながら、愛情たっぷりの温かいママやパパの手で、マッサージを行うことで赤ちゃんの心は満たされ、脳や全身の発達の手助けになるのです。赤ちゃんの免疫力、運動・呼吸・内臓機能が高まり、赤ちゃんがぐっすり眠れるようになります。 最近は小さいころ、愛着形成を十分にされないまま育つ子供が非常に多くなっており、愛情不足により子供の心の成長が遅れている現状にあります。そのため、助産師がこういったスキンシップの方法を母親に伝え、実践してもらうことで親子との絆を深めるきっかけとなるため、非常に良い勉強となりました。      ≪マタニティヨガ≫ マタニティヨガは出産に備えた体力を養い、出産への精神的不安を軽減させ、心身ともにリラックスを図っていきます。体に負担のかからない運動を中心とし、骨盤を広げる出産時に適した筋肉を養うことを目的としています。マタニティヨガは、呼吸を通して母子とのつながりを実感し、命の尊さを自覚する事によって、出産後の子育てに良い影響を与えるといわれています。     妊娠中のヨガなので赤ちゃんの胎動を感じながら行うことができ、赤ちゃんを愛おしく思いながら行ってもらうような先生の巧みな声掛けの技があり、その面でも勉強になりました。ヨガをやっているとリラックスでき、お母さんと赤ちゃんにとってとても気持ちの良い運動なのだと感じました。     助産師としてできることはお産を取り上げるだけでなく、このように幅広くあります。今回の講義が、自分の将来の助産師としての活動範囲を広めてみたいと思う良いきっかけとなりました!   助産学専攻科 浅野友里

2016.07.12

台湾から講師を迎えて「第2回認知症ケア研修会」を開催しました。

第2回認知症ケア研修会が、6月27日(月)畿央大学L304教室で開催されました。 テーマは「認知症高齢者を支える地域システム」で、講師は台湾社団法人雲林県老人長期ケア協会付属小太陽デイサービスセンター所長の陳 玲穎(チン リンイン)氏です。小太陽デイサービスセンターから陳氏をはじめ4人の方が来られました。陳さんは、6月26日(日)の日本看護福祉学会でも招聘講演をしてくださいました。     研修会の参加人数は、平日の開催であったこともあり24名でした。朴さんという通訳者の通訳を交えながらの講演でした。 認知症を抱えていても、住み慣れた地域で生活がしたいとの願いは万国共通です。台湾も高齢化が進んできていて、そのスピードも世界最速とのことでした。ケアサービスの資源が少ない台湾の農村部で認知症者をどう支えていくかということは重要な課題となっています。小太陽デイサービスセンターの設立は、1992年の震災がきっかけとのことでした。     陳氏をはじめとする小太陽デイサービスセンターでは、地域での認知症ケアサービスの研究・開発に取り組んでいます。また日本での研修や施設見学などを行い、施設ケアに取り入れています。6月24日(金)も「和里(にこり)」や「萌の里」など奈良県下の施設を見学されていました。また現在は台湾農村部の新たな介護モデルの開発にも取り組んでいます。 パワーポイントで紹介していただいた小太陽デイサービスセンターは、日本の施設と同じような木を中心とした柔らかい雰囲気の建物で、利用者がホッとするような施設でした。     講演の後はK204ゼミ室で茶話会を行い、質問や意見を交換しました。「認知症の人と家族の会」奈良県支部からも2人の参加がありました。参加者の方で台湾語を話せる方が2名おられ、自然と通訳をしてくださり会話が盛り上がりました。内容としては、台湾の認知症ケアの現状への質問が多く寄せられていました。 通訳と笑顔とジェスチャーでコミュニケーションを図る楽しい会となりました。日本ばかりでなく、世界情勢にも目を向け、そこからまた日本の認知症ケアを考えることの必要性を感じた研修会でした。   看護医療学科 南部登志江

2016.07.12

麻薬取締官による特別講義~看護医療学科「看護倫理」

7月5日(火)看護医療学科3年次配当「看護倫理」の授業で、現役の麻薬取締官(近畿厚生局麻薬取締部 坂 厚志氏)を講師としてお招きし、特別講義を行いました。助産学専攻科の学生も合わせた合同講義には、約100名の学生が出席しました。     この講義は、将来医療従事者になる者として、学生が正しい知識を得ることで「乱用薬物は絶対使用しない・医療用麻薬はその使用目的により適切に使用することが必要である」という 認識の向上を図ることを目的として、昨年から実施しているものです。 薬物は、ネット等で簡単に手に入り、若者にまで広がっている状況があります。特別な人だけの話ではないことを理解し、‟誘われても断ることができる力”としてのライフスキル獲得が必要となります。     また3回生は、8月中旬過ぎから病院や施設での実習が始まるため、疼痛ケアが必要な方を受け持つ可能性もあることから、医療用麻薬についても理解できるようにと、この時期に実施しています。   「医療人に課せられた社会的使命―薬物の怖さを熟知し効能を最大限に活かす―」をテーマとして、講義をしていただきました。芸能人やスポーツ選手の逮捕の話題から始まり、実際の薬物使用者の自宅の様子などの写真が提示され、学生たちの顔も真剣な表情に変わりました。最初は軽い気持ちのつもりが、薬物依存となり自分をコントロールできなくなる過程や、薬物だけでなく、何かに囚われる「依存」は誰でも起こる可能性があることとその要因についてわかりやすく説明していただきました。   医療用麻薬では、日本は国際比較でまだまだ消費量が少ないこと、疼痛緩和ケアチーム稼働が低率であること、医療用麻薬に対する世論調査の結果で、30%以上の人が「だんだん効かなくなる」「最後の手段だ」と思っているなど、まだまだ理解されていない状況を示していただきました。看護者として正しい知識を持ち、終末期だけでなく疼痛ケアが必要な方のQOL向上のために、どのような役割を担う必要があるか考える機会となりました。   当日は新聞社の取材もあり、助産学専攻科の学生が応じて率直な感想を述べていました。     なお、この講義は、講師の坂様および看護倫理担当の堀江先生のご理解とご協力のもと、実施することができました。ありがとうございました。                    看護医療学科 教授 松本泉美 【関連記事】 2015年度 麻薬取締官に学ぶ麻薬と医療用麻薬の現状~看護医療学科「看護倫理」

2016.07.11

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.27~7月勉強会「たのしいストレッチをつくろう」!

こんにちは!健康支援チームTASK※、健康栄養学科2回生の多山知世菜です。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 7月6日(水)にTASKの勉強会を開催しました。今回のテーマは「たのしいストレッチをつくろう」です。 新メンバーを迎えて早2か月が経ったということで、今回の勉強会では1回生にTASKメンバーともっともっと親しくなってもらうことを目的としていました。 まず最初に班に別れて自己紹介をして名前を覚えてきたところでアイスブレイクを行いました。班で一列に並び、○○さんの後ろの○○さんの後ろの○○ですという風に覚えた名前をどんどん答えていくゲームです。1回生はすんなりと答えてくれていましたが、上回生はあれれ…?盛り上がりをみせました! 盛り上がったところで今回のテーマであるストレッチづくりへ。 班で自由にストレッチをいくつかつくってもらい発表するといったもので、これが意外と難しく苦戦しながら考えてくれていました。どの班も面白い発想と工夫を凝らしたストレッチを発表してくれて、とてもよかったです。今回の勉強会も学科や学年を超えて楽しむことができ有意義な時間となりました。 そして今回の勉強会から2回生が担当を受け持つことになり、上手くできず上回生に助けてもらう姿も見られました。2回生が主体となって行うことがどんどん増えていく中で、TASKのメンバーとして1回生をしっかりと引っ張っていきたいと思います。 次回の勉強会も楽しみながら学びましょう!

2016.07.07

第14回畿央祭実行委員Blog vol.1~今年のテーマは「頂(いただき)」!

こんにちは~、第14回畿央祭実行委員長のはまぐちです(‘ω’)ノ 畿央大学の学園祭である畿央祭も今年第14回目を迎え、そろそろ色々な方々に知っていただけていると思います。しかし、もっともっとたくさんの方に畿央祭について知っていただくために、今年も畿央祭Blogをスタートします!!!「楽しそう!」「行きたいわ~!」と思っていただけるような情報をお届けしていきます。 今年の畿央祭は10月22日(土)・23日(日)の2日間です!!! 毎年畿央祭を準備・運営・盛り上げをしてくれる畿央祭実行委員ですが、今年はなんと300名を超える応募があったため、泣く泣く抽選を行いました。結果、幹部15名と実行委員200名の計215名になりました。過去最多となっております!!!凄い!!! そして、今年の畿央祭のテーマは「頂(いただき)」に決まりました!!! これは、「先代方が今まで築き上げてきてくださった畿央祭をさらに極めて、頂点つまり『頂』をつくっていこう」という思いでこのテーマに決めました。さらに、『いただきます』という感謝の気持ちも込めています!!! 畿央祭は多くの方々からの協力なしには成り立ちません。このことを忘れないように今年の畿央祭、一丸となって精一杯頑張ります!!! さて、毎年着ている実行委員全員でお揃いのつなぎですがことしはケンブリッジブルー色に決定しました!!!さわやかな青っぽい緑っぽい水色…?です!!! デザインは未定ですが、今年も書家のもーちゃんさんにお願いしました。きっと素敵なデザインになるはず、いやなります!!!ので、畿央祭中に何かあればお近くのケンブリッジブルー色までお声をおかけください(‘◇’)ゞ ▼去年のデザイン それでは、畿央祭まで残り約4カ月駆け抜けます!!! 昨年の様子は、公式YouTubeチャンネルでもご覧になります。 学生たちが作りあげる学園祭「畿央祭」ってどんな感じ? 畿央祭実行委員長 濱口紗和  

2016.07.07

第21回ビーチラグビー白浜大会、B2トーナメントで初優勝!~ビーチラグビー部

こんにちは、畿央大学ビーチラグビー部「Unlache(あんらーちぇ)」です。 6月25日(土)、26日(日)に和歌山県の白良浜で行われた「第21回ビーチラグビー白浜大会」に参加し、男子チームである「Unlache」が創部初のB2トーナメントで優勝しました!   ▲(優勝賞品を持っての記念撮影)   ビーチラグビーの大会は1日目にブロックごとのリーグ形式の予選が行われ、その順位に応じたトーナメントが2日目に行われます。私たち「Unlache」は予選を1位通過し、B2トーナメントに進みました。   トーナメントの結果 1回戦 13-9 ○ 2回戦 11-8 ○ 準決勝 12-0 ○ 決勝  16-3 ○   1回戦から苦戦し、2回戦では強豪相手に辛勝、準決勝ではミスが目立ちましたがお互いをカバーし合い快勝!決勝では2年前の関西大会の準決勝で対戦した「山猫タイガース」さんとの試合でした。前半はなかなか勢いがつかず、とても緊張が張り詰める試合展開になりました。後半では私たちの自慢である攻撃力が発揮され、16-4で勝利し、優勝を手にすることができました。 ずっと目標にしていたB2トーナメントでの優勝だったため、選手全員で喜びました!   ▲左:(試合前のルーティーン) ▲右:(勝利のハイタッチ)   ▲左:(決勝戦前のネームコール)▲右:(MVP:3回教育 伊藤 諒)   昨年全国制覇した女子チーム「Lady Unlache」はレディーストーナメントの準決勝において3-4の1点差で惜しくも敗れてしまいました。各地方で行われるトーナメントを勝ち上がらないと全国大会には出場できません。次参加する「中部大会」では全国大会の切符を手にすることと男子チームとのW優勝を目標に引き続き練習を頑張っていきます。   ▲左:(ナイス トライ!)▲右:(女子の試合はとても接戦)   なんと参加人数は過去最多の58名!!初めての大会で試合をした1回生も楽しんでビーチラグビーを味わうことができました。   ▲(大会後の集合写真 こんなにも部員が増えました)   ▲左:(1回生初試合)▲中:(選手宣誓:3回栄養 野村)▲右:(ジャンケンで勝ち取ったぜ)   ▲左:(仲良し2回生)▲中(試合後は海へ)   我々上回生だけでなく、1回生も「どうすれば勝てるのか」「なぜ点が取れないのか」など様々なことを自分たちで考えている姿を見て、大変感動しました。ビーチラグビー部はさらなる高いレベルのチームになること目指し練習に励んでいきます。   これからも応援よろしくお願いします。  

2016.07.07

第29回日本看護福祉学会学術大会を開催!~参加学生レポート

日本看護福祉学会学術大会(大会長:看護医療学科 山崎尚美教授)を畿央大学で開催!   2016年6月25(土)・26(日)に第29回日本看護福祉学会学術大会が畿央大学で開催されました。今大会のテーマは、地域で創る認知症ケアのあり方 -多死社会におけるこれからの看取り-でした。私たちは学生ボランティアとして2日間、学会に参加させていただきました。     参加者は、両日で市民を含めた最大数で456名(事前登録車267名・当日参加者110名・一般市民79名)の参加がありました。情報交換会にも77名の参加がありました。他にも看護医療学科の2回生・3回生が老年看護学に関する授業の一環で参加しました。また、スタッフ60名(学内外教員40名・学生20名(応募者42名))が学会の運営に協力としていました。 1日目は「地域で支える認知症医療のあり方」高井病院回復期リハビリテーションセンター長 原健二先生、「その人らしく最期を迎えるために」青梅慶友病院老人看護CNS桑田美代子氏、「発達障害の理解とその対応」畿央大学現代教育学部 大久保賢一先生の講演会や、「地域で創るテーラーメイドな認知症ケア」をテーマにシンポジウム、情報交換会が行われました。     認知症の患者さんはその時の記憶を忘れていたとしても感情は存在するということを聞き、自分の中の「認知症」というイメージが大きく変わりました。患者さんが自分のことをわかっていなくてもしょうがないという認識で接するのではなく、楽しかったことや嬉しかったことなど前向きな気持ちが残るように看護することが大切なのだと改めて学ぶことができました。     2日目は64演題の口演・示説発表(上写真3)や特別企画「台湾の高齢者ケアの実際-事例検討を実施して-」をテーマに講師(小太陽 老人長期ケア協会会長 陳 玲頽氏) を招聘しての講演会(下写真4)、「タッチングの有効性について」(主催:看護医療学科 南部登志江講師)、「コミュニティカフェ・認知症カフェ交流会」(主催:畿央大学 前環境デザイン学科教授 斎藤功子先生)をテーマに2つの交流集会が行われました。     今回、諸先生方の研究発表の様子を見させていただき、看護師として研究を行う上で自分の研究を多くの方々に知ってもらうためには、いかにわかりやすく親しみを持ってもらえるように話すことが大切だと改めて学ぶことができました。また、どのように話せば相手に伝わりやすいのかについても自分なりに考えるきっかけとなりました。     この2日間を通して、学会には多くの方々が携わっていることを実感しました。また、人と人とのつながりを感じられた2日間でもありました。臨地実習でお世話になった看護師さんと再会したり、全く面識のない看護師さんと研究についてお話しをさせていただいたりしました。その中で、研究の内容はそれぞれ異なっていても、医療者としてよりよいケアを患者さんに提供するために沢山の研究がなされていることを知ることができました。今後も学会に積極的に参加し、看護師としての知識を深めていきたいと思いました。   看護医療学科 4回生 勝浦来美 重見優奈   皆様のご支援のおかげで無事大会を終了することが出来ました。1年間を振り返ってみますと、大会長をはじめ皆初心者ばかりの事務局・実行委員でありながらも、忙しい中本当によく協力してくださったと思います。また、学会リーフレットの作成、市民講座の広報、DVDの作成や看板作成、休日にも関わらず出勤してくださった職員の皆様に心から深謝いたします。最後になりましたが、後援・協賛をい ただいた企業の方々にも感謝してお礼の挨拶としたいと存じます。この学術大会が、今後の認知症ケアの質の向上や啓発につながることを願っています。 第29回日本看護福祉学会学術大会 大会長 山崎尚美

2016.07.06

New Education Expo 2016 参加レポート!~現代教育学科 西端ゼミ

6月18日(土)教育機器の展示会である「New Education Expo」に現代教育学科西端ゼミで参加してきました。 たくさんの企業の方々が最新の技術を持ち寄り、ワクワクする展示やセミナーがたくさん行われていました!その中でも、お話を聞かせていただいたり、体験をさせていただいたりした中で特に印象に残ったものをいくつか紹介させていただきます。   まずはデジタル教科書です。     私達が小学生の頃に存在していたような、マーカーを引いたり、文字を書いたりできるだけのものではなく、実際にプロジェクターを使って壁に映した図を動かすことができるものを体験させていただきました。特に、算数の問題では、展開図を簡単に開いたり閉じたり、回転させたり出来るので、仕組みを納得いくまで考えることができました。実際に授業で使用すると、楽しみながら理解が深められるのではないかと思います。   次にNeo Smartpen N2です。     この製品は手書きをデジタル化できるスマートペンで、専用の紙にこのペンで書くと、その書いたものがディスプレイやタブレットの画面等に表示されます。最近ではわかりやすい授業のために、電子黒板やタブレットを導入し、紙だけではなく動画やインタラクティブなコンテンツを取り扱えるデジタル化が進んでいます。その一方でこのようなICT教育への不安の声や、紙のほうが文字や線を書きやすいなどの意見もあります。このペンはデジタルとアナログの長所を融合した商品で、学習者が紙に記入すると同期をしているタブレットに表示されるので、紙をスクリーンに映し出さなくても、すぐに画面で共有・拡大表示が可能です。このペンは書いた順なども保存されるので、学習者がどのように考えているのかを理解しやすいと思いました。   最後に避難用背負子(しょいこ)です。     まず背負子とは、登山などで重い荷物を運ぶ際に使う道具であり、これを応用発展させたものが今回の避難用背負子です。初めにこの背負子を見たときには、重たそうだなと感じましたが実際に背負わせて頂くと身体への負担がほとんど感じられず、歩きやすかったです。そして乗っている人も前向きであるので、恐怖心も少なく安心して乗ることが出来るそうです。小学校現場での災害時に、歩行が困難な児童や特に心理的な不安の大きい児童をこの避難用背負子を使えば従来よりも早く避難することが出来、早く安全を確保できると思いました。   その他にも様々な体験をさせていただいたり、お話を聞かせていただいたりしましたが、どの出展企業の方々も共通して仰っていたのが、「教育をより良いものにするため」ということでした。しかし実際には、全ての教育を受ける子どもたちがその素晴らしい技術を享受しているわけではないことが現実だそうです。   私達教員の卵は、教育をより良いものにするために、今現在、どのような技術が存在していて、その技術がどのように子どもたちにとって良いものであるのかを知り、いずれ教師になったときにはその技術を実際に駆使して子どもたちにとってのより良い教育を行っていかなければならないのだという事を強く感じました。   最後に、参加中は難しい理論はわからないところもありましたが、「すごい!」と「ええ〜!」の連発で、本当に驚きと感動だらけでとても楽しかったです!   教育学部現代教育学科3年生 林里沙香・堀端真子