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看護医療学科

2017.11.14

第4回「Kioオレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催~看護医療学科

畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、11月10日(金)に平成29年度第4回「Kioオレンヂカフェ 分かちあい in 御所」(認知症カフェ)が開催されました。 「Kioオレンヂカフェ 分かち合い in 御所」では毎回、午前が「認知症サポーター養成講座」として認知症の講演、午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の方とそのご家族、介護をされている方や介護経験者、専門家などによる話し合いの場を設けます。この日は畿央大学看護医療学科の老年看護学教員3名と御所市職員2名、市民ボランティア2名で行いました。参加者は午前8名、午後10名でした。     〈午前〉 島岡講師による『認知症の話』 認知症の方の家族の目線で書かれた絵本「ばあばはだいじょうぶ」を紹介し、作者や講演者の体験談を交えながら認知症の症状・関わり方・家族への支援などについて話をさせて頂きました。会場には、認知症の方と家族の会の方も2名来られていて、飛び入りでご自身の介護体験談も話してくださいました。参加者の中には熱心にメモを取りながら聴かれている方もいて、「体験を交えての話がよかった」「なごやかで楽しかった」と喜んでおられました。 ブレイクタイムで『おでんゲーム』 『おでんゲーム』はチーム対抗で色画用紙に9つのマス目を書き、マスの中におでんの具を記入していきます。次に、参加者の方達にどんな具を書いたのかチームで1つずつ答えてもらい、ビンゴゲームのように縦・横・斜めの列が早く揃ったチームの勝ちというアクティビティケアです。 おでんの話をすることで季節を感じ、具を想起しグループメンバーとコミュニケーションを取り、その具をどこに配置するかを判断し、書くなどの認知機能を活用する目的で行います。この日も、「大根美味しいよね」「こんにゃく!」「私はじゃがいもが好きや」など楽しい声が飛び交っていました。中には「ねぎ」や「にんじん」など変わり種もあり、それぞれのご家庭によって具材も様々でおもしろかったです。   <午後> 介護者との体験談を交えて 午後は認知症の方とそのご家族、介護経験のある方などを交えて日々の思いを共有しました。認知症カフェにご興味のある方は、是非一度認知症カフェに遊びに来てください。     「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」は奇数月の第2金曜日10時~14時(一部変更があります)に開催されます。   【今後の予定】大学ホームページからご覧いただけます。 平成30年1月12日(金)・2月9日(金) 看護医療学科 助手 島岡 昌代   【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2017.10.25

畿央祭・ウェルカムキャンパス企画 がんカフェ「きらめき」を開催!~看護医療学科

平成29年10月21日(土)畿央祭初日に、畿央祭・ウェルカムキャンパスの看護医療学科企画として、がんカフェ「きらめき」を開催しました。     台風21号の影響による悪天候の中、地域の皆様・保護者の皆様を中心として、また本学の卒業生を含め26名の方々にご参加いただきました。当日は、済生会中和病院がん相談支援センター・地域連携室 がん看護専門看護師 小林さゆり氏をお招きし、「化学療法の副作用と上手に付き合うコツ~快適な日常生活を過ごすために~」というテーマで、ご講演いただきました。     講演では、がん治療と副作用、具体的な対処方法と治療開始時からの緩和ケアの必要性について、わかりやすくご説明いただきました。小林氏は「インターネットが普及した現代だからこそ、正しい情報を得ることで、がん治療を乗り越える力になる」と話され、参加された方々も大きくうなずいておられました。また、奈良県がんピア・サポーターとのフリートーク、乳がん自己検診モデルやがんカルタ、現在開発中の乳がん術後オリジナル入浴着の展示を行いました。   ▼人間環境デザイン学科とのコラボで制作している乳がん患者のための入浴着     奈良県がんピア・サポーターとは、奈良県がんピア・サポーター養成研修を修了された方々です。当日は、奈良県がん診療連携拠点病院等で開催されている「がんサロン」で、ファシリテーターとして活動されている、がん経験者3名にお越しいただきました。がん治療を経験した当事者として、現在がん治療中の方や、これからがん治療に臨む方と熱心に語り合っておられました。   【参加された方々の感想】 「“がんは1回かかると治らない”とかすごくつらいイメージがあったけど、今日の講演を聞いて、もし自分ががんになったときも頑張れそうな気がしました。すごくわかりやすくてよかったです」 「同級生や友人ががんで亡くなったり、手術を受けたりという話をよく聞くようになりました。自分にとっては“関係ない”と思っていたがんや治療について、今回お話しを聞かせていただいたことにより、身近なこととして感じられました。特に限られた時間のご講演で『化学療法の副作用』という点に絞られていたため、大変わかりやすく、これから先の心構えを持つことができました。ありがとうございました」 「正しい情報を理解することで安心を得る、とても良かったです。ありがとうございました!」   今回のがんカフェには、看護医療学科4回生2名と3回生1名がスタッフとして参加しました。     【参加した看護医療学科3回生 高丸華穂さんの感想】 がんカフェにお手伝いとして参加させて頂きました。ピアサポートの方に気軽に相談することができ、またがん看護専門看護師の方のわかりやすい抗がん剤治療についての講義を聴くことで、普段言えないようながんについての悩みを表出し、不安が軽減されたという意見を多く聴くことができました。また、乳がんの自己検診体験を通して、乳がんの早期発見に対する意識向上にもつながり、とても良い機会であったと思います。今後このような機会があれば、また参加させて頂きたいと思います。     2人に1人ががんにかかる時代となり、がんと共に生きる方々も年々増加しています。 しかしながら、がんと診断されたときの衝撃があまりに大きく、その辛さを誰にも打ち明けられないという方々も多く見受けられます。インターネットによって、情報が一瞬で手に入る時代だからこそ、情報量の多さに更に不安が大きくなるという悪循環に陥らないためにも、正しい情報を上手に活用することが重要なのだと痛感しました。 初めての試みでしたが、がん治療中の方も来場していただき、また一般の方にもこのがんカフェ「きらめき」開催を通して、「がん」について身近に感じていただき、正しい情報を得ることの大切さを実感していただけたのではないかと思います。 今後も、がんを治療しながら“生きること”について理解を深める機会を提供できれば…と考えております。 ご参加いただいた皆様方、がんカフェの開催にご協力いただいた奈良県がんピア・サポーターの皆様、誠にありがとうございました。   看護医療学科 特任助教 中西 恵理 【関連記事】 乳がん患者のための「入浴着」開発が話題に!~看護医療学科×人間環境デザイン学科

2017.10.23

奈良県認知症ケア専門士会第10回研修会が開催されました。

10月14日(日)畿央大学で、奈良県認知症ケア専門士会 第10回研修会が行われ、17名の参加者がありました。(今回はワークショップ形式のため少人数で行いました。)   開会にさきがけて、奈良県認知症ケア専門士会会長の山崎教授(本学看護医療学科教員)が挨拶をされました。   今回のテーマは松岡千代先生(佛教大学保健医療技術学部 看護学科 老年看護学教授)による『多職種連携に必要なコミュニケーションスキルを磨こう~TRUE COLORS 入門講座~』です。 松岡先生はご自身の多職種連携の難しさ、自分とはちがう価値観を持った方々との連携の難しさを経験され、そのとき『TRUE COLORS』 を知りました。『TRUE COLORS』の勉強をされ『TRUE COLORS 認定ファシリテーター』の資格をお持ちです。   『TRUE COLORS』について       TRUE COLORS(TC)は、アメリカの心理学者カーシー博士による気質と行動パターン研究をもとに発展させた、体験型プログラムです。   人間関係やチームワークの向上、ストレス軽減、自己開発へと、幅広く活かすことができます。   TCプログラムでは、人間の持つ気質を「オレンジ」「ブルー」「ゴールド」「グリーン」の4つのカラーで表現。それぞれのカラーが自分の中でどう機能しているか...ワークを体験しながら、見て、聞いて、感じて、学んでいきます。そのため、難しい専門用語を勉強しなくても理解でき、職場や家庭生活、援助や教育の現場など、さまざまな場面に活用できます。意外と多くの人が、自分と異なる気質の相手を理解できずに苦労していたり、そもそも自分本来の持ち味に気づかず、周囲に合わせて無理していたりします。 TCを学ぶと、身近な関係も、仕事の上でも、ストレスが減ってお互いの「違い」が活かせるようになります。   TCプログラムの3つの柱は • 自分を知る • 相手を知る • 違いを受け入れる TRUE COLORS ジャパンホームページより   セミナーではまず自分のカラーを知り、同じカラーでグループをつくりました。そしてそれぞれのカラーの特徴を他のグループに紹介する準備を行いました。同じカラーでのグループワークは時間配分の考え方や模造紙の使い方もよく似ており、とてもスムーズにグループワークが行えました。 その後、他のカラーの特徴を聴くと自分が今まで持っていた価値観はすべての人に共通するものではないこと、そのためカラーの違う人と何かをするとギクシャクする場合があることを改めて考えることができました。 しかし、この研修会で学んだことは自分と違うカラーの人は自分が苦手とすることを得意としていている人(秩序を大切にするゴールドの人には、自由な発想ができるオレンジの人がいると視野が広がる)、カラーの違う人とプロジェクトを行うと予想以上の成果があがるだろうということです。   今回の研修会を通して、プライベートでも仕事でも自分とは合わないと思っていた人にどんどん近づいていこうと思うことができました。 研修に参加された方からは、「新たな自分の内面を知ることができた」「楽しくて、4時間があっという間だった」などの感想が聞かれました。 看護医療学科 講師 寺田 美和子   ●日本県認知症ケア専門士会公式HPはコチラから! ●日本県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! ●奈良県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから!   【関連記事】 ・認知症の方々とタスキをつなぐ「RUN伴」に参加・協力!~看護医療学科 ・第18回日本認知症ケア学会に参加・発表!~看護医療学科教員 ・奈良県認知症ケア専門士会第8回研修会が開催されました。

2017.10.23

第3回「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催~看護医療学科

畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、10月13日(金)に平成29年度第3回「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」(認知症カフェ)が開催されました。   「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」では毎回、午前が「認知症サポーター養成講座」として認知症についての講義、午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の方とそのご家族、介護をされている方や介護経験者、専門家などによる話し合いの場を設けます。 この日は私(畿央大学看護医療学科の老年看護学教員:寺田)と御所市職員と市民ボランティア3名で行いました。参加者は午前10名、午後13名でした。   <午前> 寺田講師による『認知症の話』と参加者全員で『フリートーク』 『認知症の話』では認知症の原因や症状・検査・治療、認知症の方やそのご家族への対応について話した後、DVDを観て認知症の方への実際の対応方法を考えました。 勉強の後は、参加者全員で『フリートーク』を行いました。認知症の方を介護されている方はおられなかったのですが、自分が認知症になったとき、夫が認知症になったとき、自分が病気になったときなど、皆さん心配しながらもその心づもりをされていることがわかりました。 「日頃思っていることを話せてよかった」と感想を頂きました。     <午後> 介護者との体験談を交えて 認知症の方を介護しておられるご家族の方の体験談を話して頂きました。認知症の妻を介護されている男性がご夫婦で来られました。夫が「介護は大変じゃないですよ」と話すと妻が「ほったらかしやからね」と笑いながらおっしゃり、ご夫婦で顔をみあわせて笑っておられた姿が印象的でした。このご夫婦を支えておられるのは娘さんです。また、介護中の方や、かつて介護をしておられた方から「周りに『家族が認知症だ』と言えるようになってから、周囲の助けがあり介護が少し楽になった」というお話しがありました。認知症サポーターが増えると介護している方が相談しやすくなると思いました。     「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」は奇数月の第2金曜日10時~14時(一部変更があります)に開催されます。 【今後の予定】HPからご覧いただけます。 平成29年度 11月10日(金) 平成30年度 1月12日(金)・2月9日(金)   看護医療学科 講師 寺田 美和子   【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2017.10.20

夏の学習キャンプ2017 in 国立曽爾青少年自然の家 レポート!

8月といえば、海・夏祭り・学習キャンプ! 夏の学習キャンプ統括のたけしゅーこと現代教育学科2回生の竹内宗です。今回はこの夏に行われた学習キャンプについてレポートさせてもらいます。   学習キャンプとは、在学生が企画・運営し、参加者を募って学びのあるキャンプをするという畿友会主催の公式行事です。全ての学科、学年の人達が参加するので普段とは一味違う環境の中で活動することができる場となっています。夏と冬の2回あり、今夏は8月30日(水)・31日(木)に国立曽爾青少年自然の家で行われ、61名の参加者と14名のスタッフが参加しました。 当日に参加したスタッフは14名ですが、実習等で来ることができなかったスタッフも合わせ17名で今回の学習キャンプを企画しました。学習キャンプのスタッフは、キャンプのテーマを決め、本番までの4か月間でそのテーマをもとに何を行うかを決めていきます。 今年のテーマは・・・ 「パズル」!! この学習キャンプで「たくさんの人と関わり、自分と合う人を見つけ、学習キャンプとして大きなパズルを完成させる。」というような思いで考えました。     <1日目> 入所式・アイスブレイク・ゆうプロ・夕食・キャンプファイヤー スタッフは本番の1日前から国立曽爾青少年自然の家に泊まっているのですが、その日から3日間とも晴天に恵まれました!まずは初対面同士でも楽しめるようにアイスブレイクを行いました。この企画を通して参加者全体で楽しめるような雰囲気を創り出すことで、初対面だった人との間でも笑顔がたくさん生まれました。     ゆうプロでは参加者・スタッフが広場で走り回れるような企画を行いました。多くの自然が見える中でたくさんの汗をかきました。「久しぶりにいっぱい走って楽しかった!」の声も聞くことができました。     夕食は国立曾爾青少年自然の家でバイキングをいただきました。     その後、夕食前に走り回った広場でキャンプファイヤーを行いました。木を組むところから1回生のスタッフが中心となりたくさんのゲームを行ってくれました。学習キャンプ創設時からお世話になっているキャンプのプロ、吉藤先生も来てくださり、火を囲んで歌を歌ったり、星空を眺めたりしました。参加者・スタッフが一体となって時間を忘れ、恥も忘れ、大いに盛り上がりました!       <2日目> あさプロ・朝食・ひるプロ・昼食 2日目最初の企画はあさプロです。みんなの目が覚めるようなクイズなどを行いました。 朝ごはんは薪を割り、火をおこし、ご飯を炊き、みそ汁を作りました。このキャンプで初めて自炊を行い、例年にない薪割りも行うなど、初めての経験をたくさんしました。     朝ごはんの後には曾爾高原を歩き回るひるプロの企画でした。 晴天のもと、グループでチェックポイントを回り、スタンプを集めました。たくさんの自然に囲まれた曽爾高原の景色を堪能しながら巡行し、最後は集めた草木でグループの漢字をつくりました。         たくさん歩いた後は最後の活動、お昼ご飯をみんなで作りました。 お昼ご飯はビビンバ丼!!キャンプの定番とはかけ離れたメニューに喜びの声も多くありました。 朝食同様にグループ内で役割を分担し、見た目鮮やかでグループの個性が出たビビンバ丼をつくりました。     これで学習キャンプの活動は終わりですが、この学習キャンプではテーマに沿って活動ごとにピースを作り、それをはめていきました。最後にしおりドキュメントの部署から、この2日間を振り返ったサプライズムービーとともに最後のピースをはめ、学習キャンプは幕を閉じました。     今回の学習キャンプに参加してくださった方々、スタッフ共にこの経験を一つのピースとし、これからの生活の中で他の経験とつながるようなことがあればと思います。     この学習キャンプには、初めて参加する・楽しかったのでまた参加したい・はじめてスタッフをする・スタッフを続けていきたいなど、様々な気持ちの様々な学部学年の人が参加しています。 スタッフはそれぞれの意見を交わし合いながら、時間をかけて学習キャンプを作っていき、参加してくださった方はそれにこたえるように笑顔で楽しんで活動に取り組んでくれます。その中で学習キャンプに関わった人が様々な形で学びを見つけています。 そんな学習キャンプはこれからも続きます。今このブログを見てくださっている畿央生・畿央大学に入学するかもしれない方も、この学習キャンプに参加して頂ければ幸いです!   夏の学習キャンプ実行委員長  現代教育学科2回生 竹内 宗 【関連記事】 ・夏の学習キャンプ2016 in 吐山 レポート! ・畿友会主催「冬の学習キャンプ2015」を開催しました!

2017.10.18

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.48~「リレー・フォー・ライフ・ジャパン奈良」に参加!

こんにちは、健康支援学生チームTASK※の看護医療学科2回生の佐藤莉子です。 平成29年10月14日にTASKの2回生4人、1回生4人と看護医療学科の中西先生と共にリレー・フォー・ライフジャパン奈良に参加しました。   ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。     リレー・フォー・ライフはがん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧をめざすチャリティー活動です。ここでは、24時間タスキをつないで歩くイベントや、ブースの出店、みんなのメッセージが書かれたルミナリエを飾っています。 TASKは健康チェックで骨密度・足趾握力・握力の測定をしました。普段測定することが難しい、骨密度・足趾握力(足の指の握力)測定はかなりの人気でした!!       また、リレー・フォー・ライフの醍醐味であるタスキもつなぎました!会場内に飾られたルミナリエに沿って歩きました。 夜になると、ルミナリエに光が灯され会場内が温かい雰囲気に包まれました。   ▼ルミナリエで表したHOPEの文字     ▼最後はおなじみTASKの「T」!     今回、がんの経験者や患者さん、支援をする方々など多くの人と関わることができました。会場内は笑顔であふれ、みんなが楽しそうで参加している私たちもとても楽しかったです。病気になっても人生を楽しむことができるそう感じた1日でした。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。   TASK 看護医療学科 2回生 佐藤莉子   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2017.10.16

認知症の方々とタスキをつなぐ「RUN伴」に参加・協力!~看護医療学科

こんにちは。看護医療学科4回生の大森あきらと新郷智結です。 今回は、老年看護学で認知症ケアについて学んだゼミのメンバー(倉岡、藤井、繁本、的場、村松、新郷、大森)と入学センターのスタッフ、山崎先生、寺田先生の10人でRUN伴(とも)に参加しました。RUN伴は、認知症の方や家族、サポーター、一般の人が一つのタスキをつないでゴールをめざすイベントです。     私たちは、ランナーの方々をサポートするために、自転車での並走を行ったり、ゴールであるさわやかホールで待機し、ランナーを迎える役割を担いました。   ▼広陵町のマスコットキャラクター「かぐやちゃん」もお出迎え。         今回、ランナーや認知症の方やそのご家族と接することを通じて、多くの学びがありました。私たちは、エリシオン真美ケ丘から畿央大学へと走るランナーの方々、そして、畿央大学から、さわやかホールへと走るランナーの方々とともに、自転車で並走をさせていただきました。 エリシオン真美ケ丘では出発式がおこなわれ、施設に入居されている利用者の方々も笑顔で、ランナーの方を見送っていらっしゃいました。エリシオンから、チームエリシオンが出発し、畿央大学のチーム畿央にタスキをつなぎ、ランナーとして入学センターのスタッフがさわやかホール~大和高田市のあまがし苑まで走りました。 また、さわやかホールではグループホームきらめきの認知症の当事者の方も、短距離を走っておられ、マラソンを通じて当事者とご家族、支援者が一体となって取り組んでおられる姿にふれました。   当事者とご家族、支援者が一体となってマラソンに取り組むことがよい刺激となって、認知症の方もご家族も「まだまだ、私はできるのだ」というプラスの実感を得ることができ、認知機能の側面からもケアとしても、有用であると考えました。 また、応援するということそのものが、ランナーと認知症の方々とのコミュニケーションの橋渡しとして機能し、良い雰囲気づくりや認知症の方々にとって楽しいと感じる場になっているとも感じました。   ▼全員での集合写真     今回のボランティアを通じて、組織的な取り組みとしての認知症ケアの実際について学ぶことができました。将来、認知症の方々と関わる機会があれば、今回の学びを実践に活かしたいと思います。 看護医療学科4回生 大森 あきら 新郷 智結   【関連記事】 ・第18回日本認知症ケア学会に参加・発表!~看護医療学科教員 ・奈良県認知症ケア専門士会第8回研修会が開催されました。

2017.10.12

平成29年度卒業研究発表会を開催!~看護医療学科

10月7日(土)9:30~16:00、看護医療学科4回生93名が各教員のゼミに所属し半年かけて頑張ってきた「卒業研究」(看護医療学科4年次科目)の発表会が開催されました。     3回生も年明けから卒業研究が開始となるため、実習の合間ですが4回生の発表を聴講に来ていました。1つのブロックで参加延べ人数が35名前後、3ブロック同時に行われ、4回生、3回生、教員が聴講し、発表や質疑応答に緊張や笑顔が見られました。   【卒業研究を終えた4回生の声】 約半年間かけて作成した卒業研究の発表が無事終わり、今はほっとした気持ちでいっぱいです。卒業研究を始めたころは、研究計画書の書き方や論文の検索方法もよくわからず、書き終えることができるのか不安に思いながら進めていました。特に、文献検索のときには、「文献は古すぎないか」「信憑性はあるか」など、選ぶのにすごく苦労しました。しかし、指導教員から詳しく指導していただけたことや、ゼミのメンバーと集まるたびに不安な気持ちを共有し、時には実習の思い出や就職活動の話などをしながら楽しい雰囲気でやってこられたことで、最後までやり通すことが出来ました。 また、発表内容を考え、パワーポイントを作成し発表するまですべて1人でするのは初めてだったため、発表会の前はみんながすごく緊張しながら準備をしていました。緊張しながらも発表を乗り越えたことで、経験と自信に繋がりました。 また、発表会で他の学生の様々なテーマによる研究や工夫されたパワーポイントでの発表を聞き、新しい知識を得ることが出来ました。卒業研究も終わり、残りの学生生活は国家試験に向けて頑張っていきたいと思います! 看護医療学科4回生 吉中裕美    

2017.10.10

DVDで学ぶ助産師のわざ「母乳育児支援」に執筆協力!~助産学専攻科教員

助産学専攻科の中居です。医歯薬出版「母乳育児支援」にて、乳房マッサージの実験研究に関して執筆協力させていただきました。     「母乳育児支援」の著者である宮下美代子先生は、横浜市で、みやした助産院を開業されており、幅広くご活躍されています。特に母乳育児支援は年間3000件ほどケアされており、この度この活動が認められ、第69回保健文化賞を受賞されました。 助産師の乳房ケアは、35年程前から施術されていますが、見様見真似で学ぶことから、大変個人差のある手技です。宮下先生は多くの助産師にご自身の手技を参考にして学修して欲しいと切望されており、私も助産師の技をデータにして可視化でき、今後の発展につなげたいと願っていました。   私は、現在、乳頭乳房マッサージの圧力と動作分析測定を、理学療法学科の福本貴彦先生の助言を受けて実験研究しています。昨年、宮下先生に本学に来校して被験者として参加いただき、同時に、助産学専攻科の学生に母乳に対する助産師の思いを語っていただきました。   この本の出版に当たり、私が宮下助産院に訪院し、乳房模型と授乳婦に乳頭乳房マッサージ時の宮下先生の指腹の圧力測定とDVDによる動作分析させていただきました。そして、執筆した結果を4ページにわたり掲載していただいています。 今まで具体的に表現できなかった手技を研究により解析し、授乳婦と乳児のニーズに合った母乳支援できる助産師の育成に努力を続けます。この本の出版をスタートとして、今後も研鑽してまいります。 ご支援いただきました宮下美代子先生に感謝いたします。 助産学専攻科教務主任 中居由美子

2017.09.22

看護医療学科の学生が「香芝警察署一日署長」に!

畿央大学では例年9月に香芝警察署からの依頼を受けて、学生が「香芝警察署一日署長」を務めています。協力してくれた学生からレポートです!   2017年9月21日(木)、看護医療学科の際本祐花と佐藤莉子が「香芝警察署一日署長」の任を引き受け、行ってきました。香芝市にゆかりのある「かぐや姫」に扮して、秋の交通安全運動のお手伝いをしました。   ▼佐藤さん(左)と際本さん(右)     【委嘱式】緊張しながら香芝警察署長から委嘱状を受け取りました。     【出発式】一つでも悲惨な交通事故を防ぐため、誓いを読み上げました。     任務は下記の通りです。   8:30  香芝警察署でかぐや姫の衣装に着付け 9:40  一日警察署長委嘱式 10:00  秋の交通安全出発式 10:30  香芝高校前交差点にて秋の交通安全活動   交通安全運動では、香芝市内事故多発交差点第一位の香芝高校前交差点で,ドライバーに向けて危険地点の情報発信を行いました。この交差点は畿央大生もよく通行するため、事故には十分注意してほしいと思います。   ▼香芝高校前の香芝警察署真美ヶ丘連絡所での記念写真     【一日警察署長のコメント】 出発式では真剣な表情の警察官の方々を見て緊張しましたが、噛まずに誓いを宣言できてよかったです。初めてパトカーに乗車し、「最初で最後にしたいね」と2人で話していました。かぐや姫に扮し、交通安全運動に参加することは少し恥ずかしかったですが、今回の運動が一件でも事故を減らすことにつながってほしいと思います。貴重な経験をさせていただきありがとうございました!   ▼パトカーと記念撮影!      看護医療学科2回生 際本祐花・佐藤莉子