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イベントレポート
2015.12.24
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.39~「太極拳」「ステンシル教室」
12月17日(金)「金曜日カフェ~つどい~」(御所市連携コミュニティカフェの新名称)では、「太極拳」と「ステンシル教室」を開催しました。 午前は「太極拳」を行いました。毎月恒例の人気イベントです。 ゆっくりとした動きの中に ①足と手の末端までしっかり意識する ②お腹の伸びを意識する この2点を特に意識して行いました。 元気に体を動かしながら、終止みなさん笑顔だったのが印象的でした。初心者の方でもご安心ください。先生、参加者の方が優しく教えてくれますよ。初めての方、体を動かすのが不安な方もぜひ気軽にご参加ください。お待ちしております。 午後からは「ステンシル教室」を開催しました。畿央大学人間環境デザイン学科 村田浩子先生が教えてくださいました。 ▲村田ゼミの学生がお手伝いに来てくれました。 ステンシルとは、布の上から顔料を筆で刷り込み、絵付けするという技法です。色を重ねるほど、濃さなどの変化が出てきて面白かったです。本日はコースターにステンシルを施しました。 参加者の方もとても熱中して3~4枚も作製していました。完成した作品です。 とても好評で参加された方から「楽しかったのでまたしたい」「センスが活かされた」「これから夫と大切に使っていきたい」などの声をいただきました。 12月は午前だけでなく午後もイベントが盛りだくさんです。 毎週金曜日に”金曜日カフェ~つどい~”を開催しておりますので、是非一度お越しください。斎藤ゼミ一同皆様にお会いできるのを心からお待ちしております。 人間環境デザイン学科4回生 松田大雪 【今後のスケジュール】 御所市連携コミュニティカフェ イベントスケジュール
2015.12.17
平成27年度 臨地実習指導者研修会を開催しました~看護医療学科
2015(平成27)年12月12日(土)午後よりP302講義室において、看護医療学科「臨地実習指導者研修会」を行ないました。 この研修会は、看護医療学科の臨地実習指導者および本学教員が学生の看護実践能力の向上に向けて協働し、効果的な実習指導を行うことを目的として、また日頃の学生指導を振り返るとともに相互の交流と親睦を深める機会として年1回開催しており、今回で4回目となります。 当日は暖冬の影響か、12月にしては暖かい日となりましたが、各施設・病院から41名の臨地実習指導者の方々にご参加いただきました。 第1部は、大阪府看護協会理事・看護師職能委員会Ⅱ委員長 社会医療法人美杉会佐藤病院理事・看護部長 認定看護管理者の髙須久美子先生に、「“いまどきの新人看護師”の特徴について -特に早期離職の問題に焦点をあてて-」というタイトルでご講演をいただきました。 先生のご講演から、内容をかいつまんでご紹介したいと思います。 新人看護師は、専門的な知識・技術が不足しており、医療事故を起こさないか不安であると悩んでいます。また、その不安が離職の理由にもなっているようです。新人看護師の離職・退職理由として、よく挙げられるのが「人手不足で新人なのに頼れる先輩がいない」、「仕事の覚えが悪く、周りに迷惑ばかりかけてしまう」というもので、人間関係のストレスや業務に体や心がついていけないことが多いようです。また、新人看護師にせよ看護学生にせよ、指導者や教員とは年代が異なることが多く、褒められて育ったなど、若い世代の特徴を汲むことが大事です。また、悩みを抱えている新人看護師に対し、指導の方法もそうですが、例えば、一人でご飯を食べている、食欲がないなどの「サインを見逃さない」ことが重要です。 効果的なコミュニケーションのためには、相手を理解し、相手が受止めやすい形で伝えたいことを伝えることが必要です。そのときに有効な手段の一つが「リフレーミング」です。半分の水が入ったコップを「もう半分しかない」と捉えるか「まだ半分ある」と捉えるか、人によって価値観という枠組み(フレーム)が異なります。そのフレームを別の視点から見るようにするのがリフレーミングです。リフレーミングを行うと、人間関係も好循環のスパイラルを生むのではないかと思います。 非常に素晴らしいご講演でした。先生のご講演を伺いながら、「臨地実習の現場(新人看護師)」も「大学の現場(学生)」もやはり共通した問題を抱えていると感じることができました。 第2部では、「早期離職の問題と基礎教育の在り方について」というテーマで、指導者のみなさまと教員の混合編成により9つのグループに分かれ、白熱したディスカッションを行いました。その後、各グループより発表を行いました。 各グループの『若い看護師・看護学生を育てるには、どうすればよいか』の発表の要点は次のような内容でした。 ・「現状を理解し、すべてを受け入れる心を持つ」 ・「見守り続ける・認める・評価する。ささないな一言をかける。先輩ナース(教員)が行っているコミュニケーション+看護を実際に見せる」 ・「新人看護師(学生)の特徴を理解し、先輩ナース(教員)がフォローしながら成長させる」 ・「達成感を得る、誰が聞いてもわかるようにする、適材適所、自身の看護を見つめなおす」 ・「次世代を担う人材を育てる気持ちで、学生時代に受け持った患者さんのようにスムーズにいかないこともある、そのギャップがわかるように育てていく」 ・「新人ナース(学生)も人間だ!頭ごなしに怒らない」 ・「達観-仏の心、抱え込まない」 ・「看護の素晴らしさを体験。学生の個性を引き出す」 ・「教えることは学ぶこと」 最後に、第1部にて講演いただいた髙須久美子先生、本学看護医療学科長の河野由美教授から講評をいただきました。 どれも納得のいく「なるほど!」と思えるようなことで、非常に貴重な示唆を得ることができました。しかしながら実際におこなっていくには少し工夫が必要なこともあります。1部、2部両方を通じて、臨地実習指導者も教員も同じ課題を抱え、かつ「同じ思い」を共有しながら前進していける関係であることがわかり、本研修会を催して本当によかったと思います。また研修会のアンケートからも、このような場を設けることの意義をご記入いただいたものもあり、実りの多い研修会でありました。 今後も臨床側、大学側が「同じ思い」で進みつつ、学生に還元できるよう努力を重ねていきたいと思います。 看護医療学科 准教授 文 鐘聲
2015.12.15
畿友会(学生自治会)だよりvol.35~クリスマス会を開催しました!!
Merry Christmas 12月4日(金)に開催された畿友会主催のクリスマス会について畿友会書記2名がレポートします! クリスマス会事前準備 こんにちは!畿友会書記1回生の、つーちゃんです!12月4日に畿友会主催のクリスマス会が開催されました♪♪♪ 今回は事前準備の様子をお伝えします!! クリスマス会は地下食堂で行われます。そのため机やいすを運び、会場を設営しました。 ▲▲▲クリスマスツリーや壁の飾り付け▲▲▲ ▲▲▲楽しく準備!!▲▲▲ ▲▲▲オードブル到着。とてもおいしそう、、、!! 各机に並べます! お菓子もたくさん♪▲▲▲ クリスマス会当日 こんにちは!畿友会書記1回生の、もえです! 私はクリスマス会本番の様子をお伝えします。参加者の方も出演者の方も、たくさんの方に来ていただきました。 では、パフォーマンスの様子をお伝えします。 ダンス部『Afro izm republic』の皆さんは、クリスマスソングに合わせて踊ってくれました。 アコースティック部『すごけん。』の皆さんも盛り上げてくれました。 アカペラ部『ADVANCE#』の皆さんの歌はとてもきれいでした。 有志の方のボイスパーカッションはすごかったです。 チアリーティング部『ティンカーズ』はかわいかったし、盛り上がりました。 パフォーマンスの後は、ごはんやお菓子を食べたり、ビンゴをしました。私は初めての参加でしたが、とても楽しかったです! 畿友会では、学生相互の親睦を深めるためのイベントをこれからもたくさん開催していきます!! 広報部では、これらの畿友会イベントの告知と報告を発信していきますので、これからもお楽しみに!! 【直近の畿友会だより】 畿友会(学生自治会)だよりvol.34~イルミネーションが今年も始まりました。 畿友会(学生自治会)だよりvol.33~クリスマス会開催のお知らせ! 畿友会(学生自治会)だより vol.32~広報部メンバー紹介
2015.12.09
学生広報スタッフblog vol.191~被災地支援「のびのびキャンプ同窓会」を福島県で開催!
こんにちは!のびのびキャンプ学生スタッフのみーです! 今回は先日行われた「のびのびキャンプ同窓会」の様子をお伝えします! 「のびのびキャンプ(のびキャン)」とは、東日本大震災の影響で避難所を転々としたり、外で自由に遊べなかったりした福島県の子どもたちに「こころもからだも、のびのびとすごしてほしい」との畿央大学の一人の教員の思いから始まったキャンプです。福島県のボランティアグループ「ひらそる」のみなさんと共に、2011年は栃木県、2012年は畿央大学のある奈良県、2013年・2014年は福島県で開催いたしました。4年間にわたり、多くの子どもたちと教職員・学生の中に、言葉にはできない『大きな感動と堅い絆』が生まれました。 今年はキャンプの開催がなかったため、「のびのびキャンプ同窓会」が11月29日(日)に福島県二本松市で開催されました。同窓会には、畿央大学の現役学生4人が参加しました! 必修科目の授業終了後、大学の最寄りの五位堂駅から、りな、わかちゃん、みー※の3名は、15時ごろ出発しました。新幹線を乗り継ぎ、福島県へ。 ※のびのびキャンプではメンバー間の距離感を縮めるためにキャンプネームをつけて呼び合います! 到着したのは、20時ごろ。外は真っ暗。最低気温が8度の奈良から、最高気温が8度の二本松についた私たちは、タクシー乗り場で待てないぐらい、寒さに震えていました。 そしてついに、のびキャン大人スタッフの待つ場所に到着! のびキャンならぬ「のみキャン」の真っただ中でした~!! 私たち3人以外に、福島大学学生スタッフのぺこちゃんとゆうきくんにOBのあだっち、「ひらそる」のきょうこさんとみこぱぱ、キャンプ発起人のみゆっきー(畿央大学教員)が合流し、旧交を温めました!! この後も、宿泊する福島県男女共生センターでは、学生たちで語り合いました。会えない間の出来事や、今のメンバーたちの様子、ボランティア活動を通しての悩みなど、たわいもない話から、深い話まで……気付けば、夜の3時でした(笑) そして翌朝!会場の準備をしました。 名札をつけたら・・・ いよいよ同窓会スタート! 自己紹介をする子どもたちは、この数年間で『とても成長し』『とても大きく』『とても頼もしい』みんなになっていました。 会場には、今までの「のびのびキャンプ」の写真が貼り出され、懐かしい話で盛り上がりました。 今回参加できなかったメンバーからのメッセージも。 コーヒーを飲んだり、お菓子を食べたりしながら、ゆっくりとすごしました。 再会を喜んで、たくさん写真を撮りました。 「のびのびキャンプ」を振り返る映像が流れると、楽しく笑いあったあのキャンプのことを、昨日のことのように思い出します。 つづいて、お昼ごはんが届きました!ご近所のお店に注文しておいてくださったのですが、とてもおいしかったです。 会場には、レザーの小物を作るスペースもありました。集中して、世界にひとつしかない小物を作ります。 途中、会場の周りに散歩に出かけました。 走る子どもに「あぶないよ」と声をかける様子を見て、みんな大きくなったんだなあと感動しながら歩いていました。 同窓会では、こんなうれしいサプライズも! 「のびのびキャンプ2012」のときは、1歳半だったそらちゃんデザインの缶バッチを、参加した全員にいただきました! 4歳になりました! 残念ながらわたしたちは、その日の間に関西に帰らなければならなかったので、みんなより先に会場を出ました。 久々に福島の子どもたち、保護者の方々、大人スタッフの方々、福島の学生スタッフと会えて、とても楽しかったです。何よりも、元気な姿や成長した姿を見ることができて「行ってよかった」との思いでいっぱいになりました。 まだ小さく感じていた子どもたちの「部活で忙しくて参加できない」という不参加の理由でさえ「頑張っているんだ!」と嬉しく感じるほどでした。 「おかえり」と温かく迎えてくださる「のびキャンメンバー」の温かさを感じた最高の2日間でした。 ありがとうございました!
2015.12.08
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.17~シニアキャンパス(認知症カフェ)
こんにちは!TASK※の看護医療学科メンバー喜島、粉川、島田、杉田です(^^)/ 12月6日(日)は、KAGUYAプロジェクトキックオフイベント“シニアキャンパス”が開催され、多くの地域の高齢者の方々が来校されました。私たちは、ロコモティブシンドローム予防講座、認知症カフェミニ講座やKEEPお手軽運動教室などが開催されるなか、認知症カフェのお手伝いをさせてもらいました。【シニアキャンパスの詳しい内容はこちら】 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 認知症カフェでは、リラックスしながらお話を聴いてもらえるようにお菓子や飲み物を分担してお出ししました。 看護医療学科の先生による認知症ミニ講義のあとは、iPadを利用して改訂版長谷川式簡易知能評価スケールのアプリを使った認知症チェックを行いました♪ そのあとは脳の活性化を目指し、3本のモールを使ってオレンジロバを作りました。 なかなか作業が細かく難しかったので、私たちがお手伝いさせて頂きました (^^) しっかりレクチャーできるように、事前に練習しました(笑) ちなみに、オレンジは「手助けします」という意味を持つといわれているらしいです! 高齢者の方と、お話ししながらロバを作ることができて楽しかったです♪ 認知症チェックは、私たちにも意外と難しかったです >< ロバは、初めてなのに上手に作れている人が多かったです (*’ω’*) 今回、初めて畿央大学の学生による健康支援チームのTASKと地元広陵町の介護予防リーダーによる住民ボランティアのKEEP※※が協力してイベントを実施しましたが、これからも地域を元気にしていく活動を今後も一緒にしていければいいなと思いました☆彡 ※※KEEPは広陵町介護予防リーダーの愛称で、Koryo Elderly Encouragement Projectの略。
2015.12.08
「第2回社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」が開催されました~ニューロリハビリテーション研究センター
2015(平成27)年12月6日(日)に、第2回社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会が開催致されました。 今回は、村井俊哉先生(京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座(精神医学)教授)と平田聡先生(京都大学野生動物研究センター 教授)をお招きし、ご講演して頂きました。 村井先生からは『「社会性」という視点から心の病気について考える』というテーマで、社会的認知・利他的行動・共感・報酬などを取り上げてお話しして頂きました。精神科医である村井先生の視点だからこその講演は、リハビリテーションセラピストにとって重要なことを考えさせられる機会となりました。 平田先生には「チンパンジーの社会的知性」というテーマで、チンパンジーの社会性などを講演して頂きました。チンパンジーの行動を根気強く観察し、それをきっかけに社会性というものを解明している姿は尊敬しました。またチンパンジー飼育での苦労エピソードを随所にお話し頂き、その試行錯誤はまさに臨床現場で苦労しているセラピストと重なる部分があると感じました。 指定演題では、松尾篤先生(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター)から「自己評価と社会性」、西勇樹先生(畿央大学大学院健康科学研究科 修士課程)から「疼痛閾値と内受容感覚の感受性および不安との関係性」を話題提供して頂きました。松尾先生の発表では、自分の過度な自己評価と社会的評価との関係や、内受容感覚と共感能力との関係について、西先生の発表では、内受容感覚と疼痛刺激時の自律神経活動との関係がディスカッションされました。平田先生にも参加して頂き、良いディスカッションも場になったかと思います。 ポスターセッションでは、15演題のポスターがあり、報酬学習・不安・抑うつ・疼痛などの社会神経科学とリハビリテーションをリンクさせるような内容が多く、時間の許す限りの活発なディスカッションだったように思います。 リハビリテーションの現場において、社会神経科学を熟知していくことは非常に重要であることは直感的に理解されてはいますが、まだまだ体系的なものではありません。そのため、まずは今回のような研究会のようなディスカッションをきっかけに継続していけたらと考えております。今後とも宜しくお願い致します。 末筆になりますが、今回ご講演・ご発表頂いた先生方に深く感謝申し上げます。 そして、参加して頂いた皆様に厚く感謝いたします。 ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教 大住倫弘 【畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターのページはこちら】
2015.12.08
「第1回身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会」が開催されました~ニューロリハビリテーション研究センター
2015(平成27)年12月5日(土)に、第1回身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会が開催されました。 記念すべき第1回には、招待講演として、野村泰伸先生(大阪大学大学院基礎工学研究科機能創成専攻 教授)と花川隆先生(国立精神・神経医療研究センター 先進脳画像研究部 部長)にご登壇いただきました。 野村先生からは、「ヒト静止立位と歩行運動の安定性と揺らぎの定量化と数理モデルシミュレーション」と題したご講演をいただきました。 直感的には、ヒトは綱引きをするように、直立姿勢から変位すると、直立姿勢に引き戻すための制御を常に持続的に行っていると考えがちですが、実際には重力に身を任せて、常に揺らいでおり、卓球をするかのような間欠的制御を行っていることを、例を示して頂きながら、詳細な解析に基づいて、解説して頂きました。 またパーキンソン病患者さんの立位姿勢制御についても、分かりやすく説明して頂き、参加者にとっては、日ごろ臨床で目にしている現象の中身について理解する素晴らしい機会になったと思います。 花川先生からは、「歩行の神経制御機構」と題したご講演をいただきました。 先生ご自身の研究バイオグラフィーにおけるデビュー作が「歩行の神経制御機構」とのことで、少々気恥ずかしいと仰られながらも、膨大な研究成果について解説頂きました。 リハビリテーションにおける大きな関心事の一つが、歩行ですが、大脳皮質-基底核ループ、基底核-脳幹系による制御機構、パーキンソン病における歩行制御機構の病態、代償的メカニズムについて、非常に分かりやすく解説して頂きました。 両先生とも、基礎の立場におられながらも、実際の患者さんを対象にした研究を行われておられ、リハビリテーションにとって非常に有益な情報を発信し続けてくださっています。 今後は、リハビリテーション側からも、臨床研究・症例研究を発信し、双方向性に繋がり、コラボレーションしていくことが望まれています。 今回、指定演題では、日頃臨床に従事しておられ、臨床で得た疑問や問題について、研究を通じて検証する作業を実践しておられるお二人の先生にご登壇いただきました。 奥埜博之先生(摂南総合病院リハビリテーション科)からは、PSP患者さんにおける狭い間口通過時に生じるすくみ足は、前頭葉の過活動に起因するのではないかという仮説を、脳波を使用したケーススタディで検証した内容を発表して頂きました。 石垣智也先生(畿央大学大学院健康科学研究科)からは、臨床で散見されるライトタッチ効果について、その神経メカニズムに関する脳波とtDCSを使用した研究成果を発表して頂きました。 どちらのご発表も臨床に関わりが深く、有意義なディスカッションであったと思います。 ポスターセッションには、17演題の発表がありました。 自覚的身体垂直位から立位姿勢制御、歩行制御といった身体運動制御に関連の深いものから、疼痛、半側空間無視、身体性まで非常に幅広い内容となりました。 発表して頂いた皆さん、ありがとうございました。 来年も7月に第2回の身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会を開催する予定です。 今回と同様に、第1線の先生方からのご講演に加え、臨床現場からの症例報告・臨床研究報告を行い、リハビリテーションにおいて最も関心のあるヒトの身体運動制御について、それがどのように成り立っており、どのようにして回復させることが可能かについて、おおいに議論できる場にしたいと考えております。 皆さま、どうぞ奮ってご参加頂きますよう宜しくお願い申し上げます。 末筆になりますが、今回ご講演・ご発表頂いた先生方に深く感謝申し上げます。 そして、参加して頂いた皆様に厚く感謝いたします。 ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教 大住倫弘 【畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターのページはこちら】
2015.12.07
学生有志が日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」を開催!
今回のテーマは「予防理学療法~幸せと健康を広げませんか~」 中部・近畿・中国地方の大学から約90名の学生が集まりました!! こんにちは!理学療法学科 3回生の河村優奈(日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部)です。 先日、2015(平成27)年11月29日(日)に畿央大学で行われた日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会について、書かせていただきます。よろしくお願いします! ※日本理学療法学生協会についてはこちらをご参照ください。 今回の講演は、次の2名の先生をお招きいたしました。 ①京都大学大学院に所属し、理学療法士の企業進出など幅広い分野でもご活躍されている福谷直人先生には、まだ理学療法士の参入が少ない産業分野について話していただき、マーケティングの方法や難しさについて経験談も交えながら教えていただきました。 ②国立長寿医療研究センターに所属し認知症予防のためのプログラム作成をされている土井剛彦先生には、研究者になった経緯や、近年増加している認知症の原因や予防策について教えていただきました。 2人の先生のお話の中で共通していたのは、「周りの人を大切にすること」でした。『企業と連携し活動範囲を広げたり、多くの対象者に実験を行ったりすることは、一人ではできず、周りの協力してくれる人々がいて初めて実現する』ということを教えていただきました。 午前のディスカッションでは、2人の方の事例をあげて10年後の生活を想像してもらい、障がいを予防できる方法を考えました。午後のディスカッションでは、奈良県の小学生の体力低下における予防策について具体的に話し合いました。どの班も発想力豊かで活発な意見交換をすることができ、大成功でした。 また講演の他に学生発表も行いました。『人を疾患別だけでなく、男と女に分けるという視点も持ってほしいという思い』は、みなさんに伝わったでしょうか? 懇親会では、聖徳太子ゲームを行い、参加者全員で盛り上がることができたと思います! 私は畿央大学の運営委員で3年間広報部として活動したことで、他大学の友達や畿央大学の先輩・後輩と出会い、たくさんの繋がりを持つことができました。今回の先生のお話しを聞いて、この繋がりを卒業してからも大切にし、同じ医療者として協力し合える仲であり続けたいと強く感じました。 来年も畿央大学にて支部大会が開催される予定です。少し気が早いですが、後輩たちが作り上げる支部大会がすごく楽しみです!最後になりましたが、開催にあたりご協力してくださった方々、参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。 日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科3回生 河村優奈 【関連記事】 11/29(日) 日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」の紹介
2015.12.03
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.37~「あなたも1日先生―かづらきの歴史を知ろう-かづらきの古代について」
11月27日(金)「金曜日カフェ~つどい~」(御所市連携コミュニティカフェの新名称)では、「あなたも1日先生―かづらきの歴史を知ろう-かづらきの古代について」を開催しました。 「あなたも一日先生」とは、御所市の地域住民の方が先生になって、地域住民の方に何かを教えるというものです。今回お話しいただいたのは、船宿寺住職で、地域づくりの会「かづらき煌ネットワーク」会長である菅原正光先生です。 まずはじめに人類の成り立ち、進化の話をしていただきました。現在につながる興味深い話で、聞いてる人が引き込まれていき、とても面白かったです。 次にかづらきの歴史をお話していただきました。まずは葛城市の由来について学びました。名称の「かづらき」とは古代に使われていたと言われる地名で、後に「葛城」に変わったとされ、現在に繋がっているということを教えていただきました。 その後、かづらきの文化について学びました。「街道」がかづらきの文化に大きく関わっていると学びました。紀州から大和のかづらきまで「街道」をとおして技術や物が繋がり、大きな力と文化が栄えたということを知りました。この道を、和歌山では「大和道」奈良では「紀州道」と呼ばれているらしく、いかに密接な繋がりを持ち大事な道であったかが分かります。 御所に住んでおられてもご存じない事柄もあるようで、みなさん熱心にメモを取り、食い入るように聞いておられ、「えー」という驚きの声がよくあがっていたことが印象的でした。かづらきに伝わる話や歴史をとても分かりやすく面白くお話をしていただきました。 特に印象に残った話が、金剛山のお話で、何度も大雨や山崩れで崩落し山が二つに割れたといわれたそうです。その崩落で生き残った人が祖先であることがとても興味深かったです。 本日は多くの方に来ていただきました。また普段より多くの男性の方に来ていただき、学生と多くの方にかづらきについて知っていただきける機会になりました。このお話で知ったかづらきの歴史や、住みやすい土地、続いてきた文化を途絶えさせることなくもっと発展させて昔の人の教訓や知恵や思いを多くの人と共有し伝えていきたいと思いました。 12月は午前だけでなく午後もイベントが盛りだくさんです。 毎週金曜日に”金曜日カフェ~つどい~”を開催しておりますので、是非一度お越しください。斎藤ゼミ一同皆様にお会いできるのを心からお待ちしております。 人間環境デザイン学科4回生 松田大雪 【今後のスケジュール】 御所市連携コミュニティカフェ イベントスケジュール
2015.12.01
卒業祭実行委員Blog vol.3~「卒業祭2016」引継ぎ式レポート!
畿央大学公式ブログをご覧の皆さん! こんにちは! 卒業祭実行委員です!!! 2016(平成28)年3月16日(水)に行われる「卒業祭2016」についての詳しい情報はこれまでの記事をご覧ください!! 今回は11月29日(日)に行われた前年度の「卒業祭2015」からの引継ぎ式についてレポートさせていただきます!!! 前年度に初めて開催された「卒業祭」というイベント。 その企画者、初期のメンバーの方たちがどういった思いでこの卒業祭を作り上げたのか、後輩に伝えたい「思い」や繋ぎたいメッセージを引き継ぐためにもう一度集まりました。残念ながら日程が合わず、来られなかった方もいますが、その人たちの「思い」もしっかり受け継ぐことができた時間だったと思います。 あいさつや自己紹介から始まり、現スタッフから今年度の卒業祭の進行状況などの現状報告を行いました。その後、前年度から始まった卒業祭の企画者(教育学部卒業生)の方から、「卒業祭とは」について熱く語っていただきました。このお話を受けて、現スタッフの卒業祭に対する意識も高まり、5年後10年後にも続いていけるような、畿央大学の大きなイベントにしていきたいという思いが大きくなりました。さらに、ほかの初期のメンバーの方からもたくさんお話を聞かせていただいて、前年の卒業祭を受けて、このイベントをもっともっといいものにしていきたいと思いました。 前年度に引き続き、参加者全員が楽しめるような企画を作っていきます!!! 卒業祭は4回生だけが楽しむものでも、スタッフだけが楽しむものでもありません! 畿央大学にかかわるすべての人のために始めたイベントです。 参加者は後日募集させていただきます。 卒業前の思い出のひとつとして、4回生との最後の思い出作りとして、ぜひぜひ参加してみてください!!! 絶対楽しいものにしてみせます!! 次回のブログもお楽しみに!! Twitterなどで随時情報発信中です!!! 卒業祭2016のご案内 【日程】2016年3月12日(土)12:00~19:00 【場所】アリーナ、小体育館、新食堂 【内容】運動会、立食パーティー、クラブ・サークル・有志によるパフォーマンスなど 【参加費】500円 【Twitter】「畿央大学卒業祭2016」で検索! *一部変更がある場合があります。 現代教育学科3回生 板倉加奈 【関連記事】 卒業祭実行委員Blog vol.2~「卒業祭2016」実行委員会メンバー紹介 卒業祭実行委員Blog vol.1~「卒業祭2016“つながりをずっと、出会いをもっと”」を開催します!
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