2014年5月の記事

2014.05.14

「景観・まちづくり演習」で吉野山を見学!~人間環境デザイン学科

人間環境デザイン学科1回生は「景観・まちづくり演習」の授業の一環として、2014年5月10日に(奈良県吉野郡吉野町)吉野山へ見学会に行きました。 この吉野山見学は毎年恒例となっています。   先週までは新入生宿泊研修で訪れた湯浅・五條新町・藤岡家を題材に班毎に分かれてテーマを決め調査を行い、提案を含めて発表を行いました。 教員からの厳しい指摘や質問にみんなたじたじでしたが、今回のテーマはどうでしょうか?   ▼今回も毎年お世話になっている、吉野町役場の田中敏雄さんに、ご案内していただきました。 田中さん、いつもありがとうございます!!     山間部の斜面を有効活用するために生まれた吉野地方独特の建築様式「吉野建て」の説明を受け、真剣です。   ▼金峯山寺の境内の中から、ふもとを見下ろすように、吉野山の地形なども詳しく教えてもらいました。   今回も吉野山をテーマに、調査した結果を授業内で発表します。前回の反省点を踏まえ、がんばってください!!   人間環境デザイン学科 特任助教 長井 典子

2014.05.12

産官学連携「橿原産しょうがを使った給食献立開発」~保育所見学ツアーを実施!

産官学連携『橿原産しょうがを使った給食献立開発』 参加学生が保育所と今井町を見学!   平成21年度「古代弁当プロジェクト」から始まって今年で6年目を迎えた橿原市・橿原商工会議所連携事業、今年は「橿原産しょうがを使った給食献立開発」プロジェクトを取り組み、保育所の給食献立を開発します。   2014年5月10日(土)に、畿央大学健康科学部健康栄養学科の「橿原産しょうがを使った給食献立開発」プロジェクト(指導教員:浅野恭代教授、金一玲助手)の参加登録学生43名中27名が、橿原の藤原京保育所と橿原(今井町)の文化歴史の見学を行いました。   今回の見学会は、保育所の給食献立を開発する上で、保育所給食メニューをイメージするために、 藤原京保育所のご協力のもと見学させていただき、園児の給食を実際に見て、保育所給食の説明を受け、今後の開発に活かしてもらう主旨で実施しました。     藤原京保育所では、まず、森下園長先生より、当保育所についてのお話があり、平日は100名以上の園児が在籍し、食育・地産地消に取り組んでいるそうです。 その後、健康栄養学科浅野先生より、今回の保育所で見学したことを、次回の勉強会で発表するようお話がありました。     見学会は、二つの班に分かれて 一班ずつ、調理室の見学を行いました。 調理室内へは衛生面の問題上、入ることはできないため、窓越しで廊下から見学。 橿原市こども未来課の管理栄養士である阪本様より洗浄室と調理室について説明していただき、学生たちは熱心にメモを取りながら聞いていました。 また、学生たちは 「調理は何時から始めますか?」 「何人の保育士さんで何人の園児のお世話をされていますか?」 等、質問も活発にしていました。     そして、給食が園児たちに運ばれる時間となり、配膳される様子を見学し、園児が食べ始める頃、園児たちの近くまで入らせてもらって、給食の内容や園児たちの食べる様子を間近で観察することができ、開発の取り組みに意欲を湧かせていました。   訪問させて頂いた当日は土曜日で給食は軽食だったため、副園長先生が「平日の献立はもっと品数が沢山あるんですよ」と、平日メニューを学生に紹介できないことをとても残念そうに話されていました。     その後、園内を見学させて頂き、最後に調理師さんから調理室内の調理器具の説明を受け、学生たちは、窓越しに覗き込んで見学していました。     園長先生が最後のご挨拶で、「学生さんたちの開発する保育所給食を期待しています」と、学生たちに向けてエールを送って下さいました。   保育所見学の後、かしはら万葉ホールへ移動し、昼食は、奈良県の食材を使った食事をいただきました。     午後からは橿原市の今井町見学を行い、橿原市の歴史について学びました。 まず今井まちなみ交流センター「華甍(はないらか)」の見学を行い、 説明員の方から、橿原(今井町)の文化歴史のお話をお聞きしました。     その後、重要伝統的建築物群保存地区の今井町の街並みを見学して周りました。 18世紀中ごろに建てられた重要文化財の「河合家住宅」では、今も酒造業を営まれている様子を見学しました。     保育所の見学、そして橿原の歴史を学ぶことによって、橿原らしい給食メニューのイメージが膨らみます。 学生たちが創った給食を食べる園児たちの喜ぶ顔が見たいですね!     【関連記事】 橿原市・橿原商工会議所との連携「橿原産しょうがを使った給食献立」開発事業がスタート!  

2014.05.09

平城京天平祭の「さくら茶会」に茶道部が参加!

平城京第一次大極殿南門前の野点セットで恒例の「さくら茶会」が開かれました!   平城京天平祭が2014(平成26)年5月3日から5日の3日間、奈良市平城宮跡一帯を舞台として各種のイベントが盛大に開催され、そのなかの一つ「さくら茶会」に畿央大学茶道部(指導教員:健康栄養学科冬木啓子教授、学生約20名)が出展参加しました。   5月3日は冬木正彦副学長扮する光仁天皇と華やかな宮廷衣装に身を包んだ学生・職員約30名の女官を従えて練り歩く「天平行列」にも畿央大学として協力をしましたが、茶道部全員も晴れ着・袴の着物姿で野点の“おもてなし”をして、平城京の当時の優雅さを偲んで頂きました。     2010年に復元された第一次大極殿前庭の入口にあたる南門前左すぐのところに“さくら茶会”の会場が設営されました。 主催者である平城京天平祭実行委員会からの依頼で毎年参加しており、畿央大学茶道部が初日の5月3日を担当しました。 1日約300人分が用意され、お代は500円で本家菊屋の銘菓とともに提供し、好評を博しました。     【関連記事】 平城宮跡を大極殿まで優雅に練り歩く『平城京天平行列』に参加しました。      

2014.05.08

水泳部OB会を開催しました!

畿央大学水泳部OB会、伊庭です! 2014年5月5日、現役生2名を含め15名が集まりOB会を開催いたしました。     水泳部は今年創部10周年のメモリアルイヤーです。 そこで、8月9日(土) OB水泳大会&10周年記念パーティーを開催いたします!   学年・年齢・性別を超えた熱い戦いが繰り広げられます。 普段泳いでいる人も、そうでない人も楽しめます。 往年のあの人のあのネタも見ることができます。 泳いで、飲んで、盛り上がりましょう。 とにかく今年は熱い夏になります! 畿央大学水泳部OB集合してください!! 詳細に関しましては、各学年の主将より連絡いたします。 水泳部OB 伊庭 友香   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2014.05.07

第23回 KSM(Kio Study Meeting)を開催しました!

理学療法学科4期生の熊本亮です。 2014年4月27日(日)に理学療法学科卒業生による勉強会、第23回KSM(Kio Study Meeting)を開催しました。   KSMではそれぞれ別の病院や施設で働いている理学療法学科の卒業生が、月に1度集まり、様々な勉強会やディスカッションを行っています。   今回から、このKSMの意義をより深めるため、臨床での治療対象となりやすい疾患に対して、体系的に知識技術を整理して行こうということになりました。 よってテーマを決め、これから6回に渡って講義・ディスカッション・実技等を実施していくことになりました。     今回まず最初に、中谷さんが脳卒中をテーマにした 「脳の機能解剖」 ということで、第1回目の講義をしてくれました。 障害を受けた脳の回復がどのように進むのか、何が回復を阻害し、何が促進するのか…神経生理学や脳科学の知見に基づいた話をしてくれました。特に"Dark neuron"の話は興味深く、様々な話し合いに発展しました。   続いて今回、初参加の6期生小西君が 「がんのリハビリテーション」 について他病院での研修報告も兼ねた講義をしてくれました。 がんの病理、アプローチ、制度上の問題など様々な切り口から話をしてくれました。 日本人の死亡原因としても常に上位のこの病気…理学療法士として出来ることも多いのでは、と熱のこもった講義をしてくれました。     また今回はたまたま臨床実習中の学生さんが大学に来られており、急遽僕らがその相談に乗らせてもらうことになりました。 「階段昇降動作に関する評価」 で悩んでいる学生さんに対して、 「患者さんの背景は?」 「動作における問題点は?」 と質問を交えながら、情報収集の大切さや観察の着眼点などそれぞれの視点からアドバイスをさせてもらいました。 皆さん初めはにこやかに接していたのに、ディスカッションが始まれば、すぐに臨床家の顔になって、いつも通りの真剣な話をしていました。(笑) これも同じ大学で学んだ絆があるからこそ出来る、素晴らしいことだと思います。 何か少しでも、実習におけるヒントを掴んでもらえていれば幸いかと思います。頑張ってください!   それぞれがこの4月で経験年数を1つ増やし、知識技術を更に磨いていっています。 その中で、このような貴重な場を提供して下さる畿央大学と先生方には本当に感謝しています。 これからもそれぞれの道で頑張っていこうと思います。     理学療法学科4期生  熊本 亮  

2014.05.02

ボランティアレポート~介護老人施設ライブ by 弾き語りサークル!

こんにちは!弾き語りサークルの「すごけん。」です!!!!!   平成26年4月13日(日)に、介護老人保健施設「かぐやの里」さんにボランティアに行かせていただきました!!     施設の方が歌詞カードを用意して下さったのを見ながら、オープニング曲の「おどるポンポコリン」から始まって、松田聖子さんの「赤いスイートピー」や「なごり雪」、「心の旅」、「上を向いて歩こう」などの5曲を利用者さんと一緒に歌って楽しみました。 特に「上を向いて歩こう」を歌わせて頂いたときは、利用者さんも一緒に口ずさんで下さったりして、私たち自身も楽しんで歌うことができましたし、すごくいい経験をさせていただきました! 当日の様子は、かぐやの里さんのブログでも紹介されています。     私たち「すごけん。」は、要請を頂ければ社会福祉施設、保育所などにも歌いに行かせて頂きます! ご希望の日程、ご要望の音楽ジャンル等を、畿央大学ボランティアセンターまでお知らせください。 → volunteer@kio.ac.jp     弾き語り(アコースティック)サークル「すごけん。」 代表 教育学部3回生 矢部千夏

2014.05.02

新入生宿泊研修ベストショットコンテスト ~人間環境デザイン学科~ その2

平成26年度新入生宿泊研修レポート ~人間環境デザイン学科~ その2 ☆ベストショットコンテスト☆   人間環境デザイン学科では、2014年4月7日(月)・8日(火)、1泊2日の新入生宿泊研修を奈良県内の五條市と十津川村、和歌山県の湯浅町で行いました。毎年恒例ですが、新入生には宿泊研修で撮影した写真のうち、自分が「ベストショットだ!!」と思うものを課題として提出してもらっています。   さて、今年はどんな作品が出てくるでしょうか?上位6位までを紹介します!!   6位は、中谷理沙さんの作品。     湧き水に足をひたらせて、涼しげです。   5位は、矢野紗由里さんの作品。     五條新町の桜でしょうか?鳩と塀との組み合わせがマッチしていて素敵です。   4位は、田村光さんの作品。     お花に焦点をあてて撮影しています。芸術的ですね。   3位は、丸岡沙耶可さんの作品。     外の風景が窓で切り取られ、絵のようです。   次の2位は、松岡あかりさんの作品。     階段の向こうには何が待っているのでしょうか?神秘的な作品です。     最後はお待ち兼ね、1位は荒木田夢華さんのベストショットです!     手前に懐かしい形の赤の郵便ポストを持ってくることによって、画面が引き締まっています。     今年は女性の作品が目立ちました。また、何気ない光景を個性的な視点で切り取った作品が多く見られました。 また今後4年間の課題をがんばってください!!   【関連記事】 平成26年度新入生宿泊研修レポート~人間環境デザイン学科~ その1

2014.05.01

「平成26年度離島・へき地医療体験実習の学び発表会」を開催しました!

2014年4月30日(水)に畿央大学冬木記念ホールにて、「平成26年度離島・へき地医療実習の学び発表会」を開催しました。   本学独自の実習である「離島・へき地医療体験実習」は、交通や医療などの利便性が十分でない地における住民の生活フィールドに学生が赴き、地域住民の生活に直接触れ、医療(看護)・保健・福祉の実際を理解し、住民の生活と健康観や価値観・健康との関連を考え、住民の生活基盤に立った看護のあり方など看護の本質を考えることを目的としています。     当初は三重県鳥羽市の神島・菅島のみでの実習でしたが、平成25年度から、奈良県内のへき地にも赴いています。今年度の実習地域は、神島、菅島のほか、奈良県の野迫川村、下北山村、五條市の計5地域でした。野迫川村と五條市は、2011年の台風12号で大きな被害を受けた被災地区の方々の仮説住宅を訪問し、精神面を含めた健康状況の把握に努め、健康課題と今後の支援について考えました。   学内での1週間に満たない実習準備期間中、学生たちは他の授業を併行しながら、自分たちで目標や行動計画を立て、地域の医療状況や生活環境を事前に調べ、骨密度測定に必要な問診票や結果説明に使用するパンフレットを作成、理学療法学科の松本先生のご指導のもと骨密度測定方法や計測、問診、結果説明の技術もマスターするなど、かなりハードな毎日を過ごしました。     そして現地では、診療所や保育所や学校、保健福祉機関、住民の働く場、集いの場を訪問し、関係者や住民の方に話を聞かせていただき、生活の現状を把握し健康との関連やそれぞれの思いを考えました。   また骨密度測定や健康チェックなどの介入的な実施を通して、聞き取った内容と生活と健康との関連をデータに基づいて考察するなど多様な体験し密度の濃い4日間を過ごしました。色々な刺激を受け、体感し、学生の学びの内容も年々豊かになっていることを実感しています。     今回の発表では、少子高齢化が急激に進行している中での健康課題や、離島や山間部であることの生活環境からの健康課題が挙げられましたが、不便さはあっても、豊かな自然と地域の住民同士のつながりや絆の中で、生まれ育った地域を愛し笑顔で生活していらっしゃる住民の方々の姿が、学生の作成したスライドに映し出され、健康とは何か、生活する人々を支援する看護のあり方を再考する貴重な機会となったと確信しています。       今年度は、3回生も「看護倫理」の授業の一部として先輩である4回生の発表を聞きました。   住民の方も毎年学生が実習に来ることを楽しみにしておられます。また実習による健康支援が成果を上げつつあることも感じられてきています。ぜひ3回生にも来年は今年の発表を踏まえた実習をしてもらいたいものです。   またこの貴重な学びは、学内だけにとどまらず、実習地域の皆さんにも聞いていただき、学外にも発信することの必要性を感じ、ぜひその機会を作っていきたいと考えています。 今回の実習に際し、ご理解ご協力いただきました地域の関係者の皆様、明日香村の武田先生、理学療法学科の高取先生、松本先生に感謝いたします。ありがとうございました。                         看護医療学科 准教授 松本 泉美 【実習ブログ】 離島・へき地医療体験実習 in 神島2014~看護医療学科

2014.05.01

離島・へき地医療体験実習 in 神島2014~看護医療学科

「離島・へき地医療体験実習」は、地域住民と密着した医療や看護が実践されている地域に赴き、対象者の生活背景を考慮した全人的医療を体験し、また実際の生活の状況を観察し体験することで「ひとのくらし」を理解し、保健・医療・福祉の望ましいあり方や看護職の役割を学ぶ実習です。   鳥羽市神島は、実習開始当初から実習地域として本学を受け入れていただき、今年で4回目となります。 初回から島民の生活習慣と健康との関連をデータを通して把握し、健康教育にもつながる取り組みとして「骨密度測定」を行い、事前に問診票やパンフレットを作成し、測定結果の保健指導を実施してきました。   今年度の実習は、2014年4月14日~17日の4日間実施されました。 実習学生は20名で、「母子」「学校」「成人」「高齢者」の4つのグループに別れ、それぞれの生活や生活の場の特徴を理解するために、実習前に訪問する機関や人を選定し、訪問日時の交渉と具体的な活動内容について、事前に了解を得て訪問しました。   【1日目】  鳥羽市佐田浜港から船で40分。神島に到着し、宿に荷物を置いて行動確認をしたあとは、それぞれが目的の場所に行きつつ、島の生活の状況を観察し、出逢った人々に声をかけ、話を聴いていきました。     島唯一の医療機関である鳥羽市立神島診療所長をはじめとして、漁協の方、保育所の保育士、小学校や中学校の校長先生、養護教諭、老人クラブ会長、高齢者の介護予防施設「しおさい」のスタッフの方を訪問しました。   診療所では、島の人々に多い疾病や救急時の対応などの話を聞き、往診のほか夜間の救急時は島の階段を駆け上って駆けつけ、島民が担架で港まで搬送して船で本土の病院まで移送するなど昼夜を問わず島民のために活動していることや生活の話をよく聴くなど島民の生活に密着した医療を心がけている医師の姿がありました。   学校では、生徒数が減少する中で、島全体で子どもを育てていることや他の島の子どもたちとの交流や鳥羽市での活動を取り入れ、高校で島外に出ても生きる力を育てるように取り組んでいることがわかりました。今年は中学生4人と唯一の部活動である卓球部の練習にも参加しました。   【2日目】 骨密度測定を実施し、昨年より多い48名の参加がありました。 毎回測定される方は結果説明を聞いて、「また気をつけることがわかって良かった。来年もまた来るわ」と笑顔で話され、学生の大きな励みになりました。   ▼骨密度測定を実施     ▼結果を説明   ▼介護予防支援センター「しおさい」での脳トレ風景   色々な方々に話を聴くことで、島が抱える課題も見えてきました。   乳幼児を持つお母さんは、乳幼児健診の際や、島の診療所で処置ができない歯科や重病の場合、船で鳥羽市に行かなくてはなりません。小さな子どもを抱えての船での移動は大変で、市内への交通費も大きな負担だとわかりました。高齢者ならさらに島外に出かける機会が少なくなります。   漁業の後継者不足も深刻で、若者は島外に仕事を求めて出て行き、島の生業である漁業が衰退の途にあります。40歳代の漁師は10人で、後継者である青年の数や子どもの数は確実に減っています。   また島では65歳以上の人が全人口に占める割合である高齢化率は45%を上回っています。見守りが必要な独居高齢者の方が入居できるように民家を改造したグループハウスが2軒創設されましたが、介護支援専門員やヘルパーなどのスタッフが確保できず運営が困難な状況で、建物の維持費は町内会費で賄われています。介護が必要になった高齢者は、島外の施設に収容されるか親族が引き取ることになり、生まれ育った島で身近な人に囲まれながら生涯を終えたいと願ってもそれができないのが現状です。   しかし、島の人々はおおらかで明るく、子どもから高齢者まで皆笑顔で、島の誰もが声をかけあい、助け合って生活している姿が学生にとって大きな印象でした。   【3日目】 最大のイベントである島の人々を招いての交流会を開催しました。     今年は今まで以上にたくさんの方が参加してくださり、用意していた食べ物や飲み物がすぐに足りなくなるほどの大盛況で嬉しい悲鳴を挙げました。4つのグループが3日間の学びを発表した後、企画していたゲームで大笑いし、島民の方々も学生もとても楽しい時間となりました。   【4日目】  全体カンファレンスの後、挨拶周りをして港へ移動すると、毎年学生が来るのを楽しみにしてくださる“げんさん”が見送りに来てくださり、学生と一緒に写真を撮りました。   町内会長様 老人クラブ会長様も来られて最後まで別れを惜しんでくださり、「また来年会いましょう」と約束し、島を後にしました。   いつも私たちを温かく迎えてくださる神島の皆様のお気持ちを大変嬉しく思いました。 神島の皆様、お世話になった各機関の皆様ありがとうございました。   看護医療学科 准教授 松本 泉美 【実習の発表会ブログ】 「平成26年度離島・へき地医療体験実習の学び発表会」を開催しました!