2026.06.03 

人間環境デザイン学科 海外インターンシップ2026 vol.7~かけがえのない思い出を胸に ~

人間環境デザイン学科では、専門分野の学びを深めるとともに、異なる文化や価値観に触れ、グローバルな視点を身につけることを目的として「海外インターンシップ」を実施しています。

今年度は、2026年5月5日(火)~5月11日(月)の7日間にわたり、人間環境デザイン学科2・3回生の学生25名、教員5名が台湾を訪問します。滞在中は、台南市にある国立成功大学との交流活動を通して、農村地域における地域活性化に向けた空き家再生の提案を行うとともに、現地のまちや建築の見学を行います。

今回は、現地でのワークショップ6日目(5月10日)と7日目(5月11日)の様子をお伝えします。

▶前回(vol.6)のブログはこちら

6日目:フィールドワークを行いました!

6日目は、最初に日月潭を訪れました。日月潭は台湾最大の湖として知られる観光地で、美しい自然に囲まれた場所です。快晴にも恵まれ、芝生の緑と空の水色がとても綺麗で印象的でした。屋上からは大きな湖を一望することができ、夏にはこの湖で泳ぐ人もたくさんいるそうです。

 

 

 

 

また、今回見学した建物には吉村先生が設計に携わっており、建物の特徴だけでなく、当時の体験談なども交えながら説明していただきました。

 

 

 

 

昼食後は、紙教堂を訪れました。紙教堂は、紙管を用いて建てられた特徴的な建築です。1995年の阪神淡路大震災後に日本で建てられた建物を2008年に台湾へ移築したもので、地震の復興支援や地域再生のシンボルとして活用されています。

 

 

 

ここでは最後の班活動を行い、国立成功大学の学生さんたちとの最後の時間を過ごしました。みんなでたくさん写真を撮ったり、メッセージを書き合ったりしながら交流を深めましたが、別れの時間が近づくにつれて寂しさも大きくなり、なかなかバスに乗ることができませんでした。今回のワークショップに参加して本当に良かったと改めて実感しました。

 

 

 

 

 

 

ホテルへ向かう前には、日月老茶廠を訪れました。日月老茶廠は、1939年の日本統治時代に建てられた紅茶工場で、現在も台湾紅茶の製造が行われています。木造の梁や大きな窓など、当時の雰囲気を残したレトロな建築が特徴で、台湾のお茶文化や歴史を感じることができる場所として親しまれています。お茶を購入したり、歴史ある建物内を見学したりしながら、台湾のお茶文化にも触れることができました。

 

 

 

最終日のホテルでは、お祭りのようなイベントも開催されており、現地の方々と一緒に踊るなど、最後まで楽しい時間を過ごすことができました。

最終日:日本へ帰国

7日目、成功大学との交流を終え、ホテルを出発し、台湾桃園国際空港へ向かいました。名残惜しさを感じながらも、最後のバス移動では台湾の景色を目に焼き付けました。

 

桃園国際空港の第1ターミナルは、日月潭に引き続き吉村先生が設計に携わったとのことで、構造について解説していただきました。もともと屋外だった通路に屋根を掛けることで屋内化しており、屋根の形状には「カテナリー曲線」が用いられています。この構造によって部材全体に圧縮力がかかり、力学的に安定する仕組みになっているそうです。実際の建築を見ながら構造について学ぶことができ、とても勉強になりました。

 

 

 

 

台湾最後の食事では、台湾のソウルフードである牛肉湯(牛肉スープ)をいただきました。台湾特有のスパイシーなスープに、太い麺と柔らかい牛肉がよく合い、とても美味しかったです。

 

 

そして、いよいよ離陸の時を迎えました。台湾を上空から眺めながら機内食を食べていると、この7日間の思い出が次々によみがえり、思わず涙が出そうになりました。約2時間のフライトを終え、私たちは無事に関西国際空港へ到着しました。楽しい7日間でしたが、久しぶりの日本にはどこか安心感もありました。

 

 

7日間、私たちの安全を第一に考え、支えてくださった先生方、本当にありがとうございました。台湾での経験は、私たちにとってかけがえのない思い出と仲間を与えてくれました。この経験を糧に、これからさらに成長した姿を見せられるよう頑張っていきたいと思います。

 

 

人間環境デザイン学科 3回生
加林 茉優 吉田 愛菜 吉松 朱璃

 

最後に

事前準備からワークショップ期間中まで、多大なるご尽力をいただきました国立成功大学の張珩先生、楊詩弘先生に心より感謝申し上げます。そして、ワークショップ期間中、学生たちが安心して活動できるよう細部まで丁寧に準備、サポートしてくださった大学院生のみなさん、本当にありがとうございました。きめ細かな配慮とスムーズな進行のおかげで、非常に充実した時間を過ごすことができました。
そして、学生たちのために貴重なフィールドをご提供いただきました後壁区新東地区の住民のみなさま、心より御礼申し上げます。

7日間の台湾での活動を通して、学生たちは毎日新しい発見を重ねながら、自分たちの視野を少しずつ広げていったように感じます。最初は遠慮がちだったやり取りも、食事を囲み、まちを歩き、同じ机を囲んで作業を続けるうちに、いつの間にか自然な会話や笑顔へと変わっていきました。普段学んでいるデザインという分野が、人と人との距離を縮め、考えや感覚を共有するための共通言語になり得ることを実感したのではないかと思います。この経験をこれからの学びに存分に活かし、それぞれの視点を大切にしながら、自分だけのデザインを深めていってほしいと思います。

今回の経験が、学生のみなさんにとって自分の世界を広げてくれる記憶として残ってくれれば嬉しく思います。それぞれが見つけた感覚を大切にしながら、これからも自分自身の可能性を広げていってください。

 

 

人間環境デザイン学科 助教
小松 智菜美

 

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