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健康栄養学科

2013.12.11

学生広報スタッフBlog vol.111~ 健康栄養学科「食品衛生学実験」授業風景の紹介!

こんにちは。 栄養学科2回生の仙度光麻です。   今回は「食品衛生学実験」の授業風景を紹介します。 食品衛生学実験とは、食品の中に含まれている添加物をとりだしてどんな色素が使われているかや、保存料はどのくらい含まれているのか、飲料水や牛乳は法律で定められている基準を満たしているのかを調べる方法を学びます。   実験の内容は “天然色素と合成色素の判別” と“牛乳の規格検査”です。 まずは“天然色素と合成色素の判別”です。 下の写真を比べてみてください。     ▲上下の写真の違いがわかりますか? 左4つの透明度が変わっています。これは合成着色料であるタール色素が使用された試料です。 右から2つめは何も変化がありません。 最後に一番右のものは色が変化しています。   このように比べて判定していきます。微妙な変化のものもあるので、しっかりと見ておかないとわかりません。観察力が必須のように思います。   この授業は3,4,5限に行われるので途中に休憩がはいります。 休憩中に友人にカメラを向け、実験っぽさをだしてとお願いすると、ノリノリでしてくれました。       下の写真は、機械の説明を聞いています。説明してくださっているのは学科長の北田先生です。わかるまで何回でも説明してくださいます。 講義内で分からなければ、直接先生の研究室にお邪魔して質問することもあります。 タイミングがよければお菓子が貰えることもあります(笑)     実験はさまざまな試薬を使います。その中には危険なものもありますので、注意事項を守らなければなりません。 日常の生活で、ためになる楽しい授業ですよ。     オープンキャンパスのキャンパスツアーでは、実験室で実際にしている実験を、簡潔に説明してくれます。 一度、畿央大学にお越し下さい!

2013.11.29

奈良県中央卸売市場連携「奈良県産食材を使ったレシピ開発」事業 後期授業2回目を行いました。

11月にちなみ「収穫のお祝い」と題して秋のうまみを追求しました!   2013(平成25)年11月28日給食経営管理論実習の後期授業(指導教員:上地加容子准教授、金一玲助手、餅田尚子助手、学生78名)で提供されたのが“収穫のお祝いランチ”です。メインディッシュは野菜ときのこたっぷりの「豚肉のきのこあんかけ」、「白菜ともやしのおひたし」、寒いときにぴったりの「さつま汁」、そして今回はご飯は「赤飯」、デザートは「白玉団子~黒蜜きな粉~」など、収穫の秋を満喫できる逸品に仕上がりました。     今年5月に奈良県中央卸売市場(奈良県農林部)と包括連携協定を締結し、前期授業から食材は同市場から新鮮素材を仕入れることになり美味しさは一段とランクアップした感があります。事前申込により毎回約100食が教職員および学生の希望者に提供されるのですが、最近はすぐにいっぱいになって締め切られています。     食べる前にはアルコール消毒が義務付けられており、消毒後にアンケートを受け取って席に着き配膳を待つことになります。 次回の申込の食券販売を担当するグループも控えていて、調理グループとともにみんなが役割分担して授業が成り立っています。今回もとても美味しくいただきました!  

2013.11.27

奈良県中央卸売市場連携「奈良県産食材を使ったレシピ開発」事業 後期授業1回目を行いました。

「サラダわさび菜」を使った“野菜たっぷりヘルシー中華”を作りました!   奈良県中央卸売市場と畿央大学は2013(平成25)年5月29日に包括連携協定を締結し、健康栄養学科給食経営管理論実習の前期授業で「奈良県産食材を使ったレシピ開発」事業を推進、大和肉鶏・大和ポーク・大和丸なすなど奈良の伝統野菜各種を使って多くのランチメニューを作ってきました。   そして後期授業((指導教員:上地加容子准教授、金一玲助手、餅田尚子助手、学生78名)では同市場青果卸売協同組合(西川恵三理事長;㈱ならにっか社長)一押しの生のままでも柔らかくちょっぴりわさび味が効いて美味しいシャキシャキ食感の「サラダわさび菜」を使用したメニュー開発に取り組んでいます。   2013(平成25)年11月21日給食第1回目で昼食時に提供されたのが“野菜たっぷりヘルシー中華”です。メインディッシュは「いかと豚肉のオイスターソース炒め」、「はるさめの中華酢あえ」、これらいずれにもサラダわさび菜を使用、中華風たまごとじスープ、デザートに「柿のヨーグルトソース添え」の美味しい中華定食が出来上がりました。     この給食実習では病院や学校、施設、一般企業などの食堂における大量調理を短時間にスタッフ全員が衛生管理を怠らず各自の役割を果たし、カロリーや栄養バランスに注意し、そして1食の定価350円の原価計算も行う管理技術の修得をめざしています。そして美味しいものの提供こそが食べて喜ばれるという当たり前なのですが難しい課題に挑戦しています。     昨年2012年度後期は川西町商工会連携の「結崎ネブカネギ」、本年2013年度前期からは奈良県中央卸売市場と連携して同市場の新鮮食材をテーマに取り組んでいます。 さて、今年はどんな美味しいメニューができるか楽しみです。

2013.11.22

産学連携「不二製油新豆乳クリームレシピ開発事業」コンペが行われました。

健康栄養学科1~3回生課外授業で過去最大の22グループ72名が23作品を出品!逸品が続出!   油脂と大豆たんぱくを原料とする食品素材大手企業の不二製油㈱(伊藤忠グループ)が世界初の特許製法でつくった新豆乳クリームを使ったレシピ開発事業で畿央大学健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、協力学生72名)が7月から連携推進してきたフィナーレを飾る「学内コンペ」が2013(平成25)年11月16日(土)午前9時から午後7時すぎまで行われました。 不二製油の新製品「新豆乳クリーム」は卵黄や生クリームと比べて低カロリーで、他の食材と組み合わせてもその食材本来の味が損なわれず食材の持ち味を活かせることができるのが特徴です。 食品加工の幅が広く、和洋中からデザートまで何にでも使える夢の素材として世界の食品業界から注目されおり、同社ではこれからの有力な食品加工素材として売りだそうとしています。     この日は同社東京営業部から担当の長森真信氏が料理研究家松村佳子氏、企画会社MCAweb村山浩之社長、作品撮影カメラマン2名、および有名な某局TV番組撮影で活躍されているプロカメラマン2名を帯同して本格的な取材活動をしていただきました。 この模様は一冊の写真集・レシピ本として発刊されるとともに記録DVDとして学生たちに配付されることになっています。不二製油の新豆乳クリームにかける意気込みが窺え、学生たちも見事に応えてくれました。その一日の様子をご紹介します。     1~3回生の授業のない学生は朝9時から、授業の合間をぬって調理する者もさまざまですが、そのあとグループ写真、インタビュー撮影、そして14時40分から自慢の作品のプレゼンテーションを行い、16時から試食、18時からの表彰式に臨みました。   今回浅野先生が配慮されたのが審査員への料理の提供順で、16時から15分おきに4~5品を温かいものは温かく、冷製ものは冷たく、まるでレストランで出される最良の状態で提供するよう指示されたことです。作品数が多いのでついないがしろにされがちな点に細心の注意が払われていました。     プレゼンターは冬木正彦副学長、賞品授与は不二製油長森さんに務めていただきました。 2~7名程度の友達で構成された22グループ73名が23作品を出品。表彰部門は総合的に秀でた作品に最優秀賞、「スイーツ部門」「ベジフル部門」「ネオ和食部門」「ネオ洋食部門」「グルーバル部門」の5つの優秀賞、選にもれた中からこれはと思われる作品の5つには特別賞、そして全員に参加賞が与えられました。   受賞作品の一部をご紹介します。   【最優秀賞】麻婆豆乳しろくまくん(1N 三宅、中、佐藤、(浜出)組。麻婆豆乳まん:豆乳本来の味を強調しホワイトソースでまろやかに仕上げられたもので審査員を唸らせ最高得点を獲得。)         【スイーツ部門 優秀賞】おしるこフォンデュ(3N 中田、西田、萩本、羽生、渡邊組。白玉団子・抹茶団子・さつまいも・ホットケーキをフォンデュ風に豆乳おしるこにつけて食べるのが一ひねり。)         【ベジタブル部門 優秀賞】濃久豆衣(KOKUKURO)(3N 河原、田畑、板倉、小松、北野組。長芋・しめじ・枝豆入りの豆乳クリームと和風だしを合わせたサクサクな和風クリームコロッケ)       【ネオ和食部門 優秀賞】濃久里夢し(3N 中西(沙)、橋崎組。豆乳クリームのまろやかさと風味を活かした口溶けの良い新感覚の茶碗蒸し。今までにないおせち料理の一品としてイメージ。)       【ネオ洋食部門 優秀賞】濃美味おむらいす(1N 堀内、原田、北條組。とろとろの豆乳入り卵と濃くのある旨味のきいた、ふんわり豆乳ソースの新しい発想を採り入れたオムライス。)       【グローバル部門 優秀賞】舞妓はんのおもてなし(2N 上原、井本、上薗、上平、植村、清川組。  舞妓さんのおしろいをイメージした生姜と白ねぎの薬味をアクセントにした豆乳クリームのつけ麺。)       【特別賞】以下、作品名、創作学生名のみ披露します。   ○手作りチーズのおおきなスコーン (1N 西川、寺尾、吉森組、豆乳スコーンと豆乳チーズのコラボ。) ○2種の旨辛つめ麺 (2N 西村、吉田、養覚、領家組。豆乳ごまだれとトマトカレーだれのつけ麺。) ○豆乳くりぃむぷりん (2N 藤崎、早佐古、森組。みかん・ごま・抹茶のプリンに黒糖のせ3層仕立。) ○大和美人・こゆずちゃん(3N 森本、西野組。吉野葛・ゆずの栄養と美肌効果期待の新食感プリン。) ○豆乳かぼちゃグラタン (1N 高石、廣瀬組。かぼちゃ・玉ねぎ・人参等野菜たくさんのグラタン。)   ほかにもたくさんの美味しい豆乳クリームレシピが誕生しましたが、ほとんど僅差での評点でした。   ここに行き着く経過をよくご存知の松村さん、北田学科長、浅野先生は、「最初の頃は心配だったが学生たちが何度も試作を繰り返しどれだけ苦労してこのレベルまで引き上げてくれたか、予想もしていなかった組み合わせを考え付いたか、この経験はきっと社会人になって活きるはず。学生たちにこのような機会を与えていただいた不二製油様に感謝しています。」と締め括っていただきました。

2013.11.14

橿原商工会議所連携「新商品認定式」にマッチング商品制作学生らが出席しました。

連携事業「橿原産生姜レシピ」で橿原市の農商工の発展に寄与!   橿原商工会議所とは2009(平成21)年度から連携し今年で5年目で、今回のテーマは「橿原産生姜を使ったレシピ開発」。 例年とは一味違って商工会議所傘下の熱意ある事業所に、商品化できそうなものを最初にピックアップしていただき、これに健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、金一玲助手)学生約40名が応える形でレシピを創作し「産官学マッチング会」で事業所に挙手していただいた点です。 過去4回は学生たちの思い思いのレシピを考えたあとで事業所に提案していたのとは大きく異なり、今回マッチングで産まれた商品は7つにのぼりました。   その7つの商品に対して2013(平成25)年11月12日(火)夜7時、橿原市役所4階会議室で『産官学(農商工)連携事業 かしはらの新商品認定式』が行われ、事業所代表者、指導教員とともにマッチングした学生20数名が出席しました。     橿原商工会議所岡橋守幸 i チャレンジ委員長の主催者挨拶の後、森下豊橿原市長から各事業所代表に対して「かしはらの新商品認定証・認定シール」が授与され、事業者からはなぜその商品を選んだのか商品化に苦労した点などが発表されました。   続いて連携の畿央大学を代表して健康栄養学科浅野恭代教授から「学生たちに新商品レシピ開発の機会を与えていただき、またこのような栄誉ある式典に参加させていただいたことは今後彼らの良き体験として残り学業、就職にも活きることでしょう」と感謝の言葉を述べられました。     森下市長からの認定証授与式のあとは、隣の部屋に移って市長、事業所様、浅野先生、創作学生ら出席者全員による記念撮影を行いました。 どの事業者様もこの商品が売れるか売れないかは自分たち製造販売業者の腕いかんにかかっていることを自覚されており、この連携事業をきっかけにさらに商売に磨きをかける決意がみなぎっておられる様子でした。 6月に商品化が決まってからも原材料、味、形状、キャッチコピー、包装容器とデザイン、価格などいろいろな微調整の検討会が事業所様と学生たちの間で何度も何度も繰り返されてきていることがその証です。7商品ごとに森下市長との記念撮影で今までの労がねぎらわれた感じがしました。     11月22日(金)・23日(土)・24日(日)の3日間、近鉄百貨店橿原店6階センターコートにおいて「第19回橿原のうまいもん市」が開催され、これら7つの商品が販売デビューします。 学生たちも3日間交代で売り子・呼び込みで参加することになっています。 みなさま、ぜひ、ご来場ください! また、12月8日(日)11時~16時まで畿央大学キャンパスにおいて、「畿央大学開学10周年記念 地域連携フェア」を開催し、常温販売できる商品は出張販売していただく予定です。 噂のナライガーショーやせんとくんはじめ連携自治体・商工会のマスコットキャラクターも多数来てくれます。 こちらにもぜひお越しください!   → うまいもん市のご案内 → 地域連携フェアin畿央大学のご案内

2013.10.24

奈良県中央卸売市場連携『冬の市場まつり』(11月23日)出展予定メニュー「牛鍋」の試作をしました。

冬の市場まつりでは、『大和のぬくもりギュギュ牛鍋(ぎゅーなべ)』をご提供します! 今年2013年5月に畿央大学は奈良県中央卸売市場と包括連携協定を締結し、授業の中で「奈良県産食材を使ったレシピ開発」を行っています。連携事業の一つとして、今般同市場協会主催の『冬の市場まつり』鍋フェスタ(2013年11月23日)に参加することになり、新メニュー『大和のぬくもりギュギュ牛鍋(ぎゅーなべ)』をご来場者のみなさんにご提供する予定です。 そのため、2013(平成25)年10月22日その試作が健康栄養学科(指導教員:上地加容子准教授、小西佳奈助手、峰松祐至助手、協力学生10名)によって行われました。     鍋の具材はすべて主催者の奈良県中央卸売市場協会より新鮮な野菜や肉が前日に搬入されており、11時前から考案のレシピにより手際よく開始。 2種類の味付け方法で作り、みんなでいずれの方がみなさんに喜んでいただけるか、具材の良さを引き立てて美味しいのはどちらかを実食で確かめました。鍋物は煮炊きながら食べるのが普通ですが、市場まつりでは200食以上をご提供することから具材ごとの煮込み具合が難しくなります。 さて、11月23日当日はどんな牛鍋に仕上がるか、お楽しみに!!     トピックスへのリンク →  「冬の市場まつり」鍋フェスタ(奈良県中央卸売市場)  

2013.10.21

2013年度ヨーロッパ呼吸器学会 参加レポート

平成25年度前期畿央大学海外研究旅費助成により、2013年9月7日から11日の会期でバルセロナ(スペイン)で開催されたヨーロッパ呼吸器学会 (ERS)に参加し、1演題を発表しました。演題は「Biological activities of components of essential oils to alveolar type II cells」。   9月6日朝10時に関西国際空港を発ちオランダのスキポール国際空港にてヨーロッパへの入国手続きを済ませ、飛行機を乗り換えてスペインのバルセロナEl Pratt国際空港に到着したのは現地時間の18時過ぎになり、狭い機内の座席で約11時間も拘束され、エコノミー症候群の防止のため体の位置を変えたり、足を伸ばしたりして格闘することになりました。現地の日照時間は20時過ぎまで明るく、日本との時差ボケの修正はなかなかできず、会期の期間中続いていました。   初日の7日は宿泊ホテルから会場となるPlaç Europaまで地下鉄を利用して移動し、当会場にて参加登録手続きを行いました。会場はとてつもなく広い3つの大ホールを使って各部門毎の会場が区分され設定されていました。 ERSは呼吸器に関する臨床、基礎医学、コメディカル分野を含めた領域の呼吸器に関するヨーロッパ最大の団体で、今年度は上記日程の会期で各セッションに分かれての早朝からのシンポジウム、オーラルまたはポスター等による発表となりました。 9日開かれた部門別のCell and Molecular Assembly member’s meeting では、当グループでの過去4~5年の発表演題内容の推移やグループの将来取り組むべきテーマについて討論が行われました。非常に細分化された専門領域での分野での発表であり、お互いの共通専門領域での呼吸器疾患に対する治療から傷害機構についての最新情報の意見交換を行うことができました。 以前にも感じたことであるが、生活環境と呼吸器疾患との関連をテーマにした発表も多く、近年のヨーロッパ各国における環境と健康障害との関心の高さを改めて感じました。国際学会ならではの情報交換の意義を強く感じました。     以下はバルセロナ(スペイン)滞在中に感じたり、体験したことを述べてみたいと思います。   バルセロナの市内は航空写真で見るとわかるように、整然と区画された街として作られています。建物もガウディで代表される歴史的な建造物の世界遺産があり、その市内建築物も百年以上もの時間をかけて完成または完成しようとしているものもあり驚きます。   生活面に注目すると、スペイン人の日常生活の時間は大きく日本と異なり、食事の回数、その時間帯も非常に異なり、特に日本での昼食および夕食に相当する時間はほぼ2時間後にずれた時間帯で食事の時間も非常に長く取ることです。 バル(カフェ兼レストラン兼居酒屋)では簡単な食事をするには入って行きやすいお店で、パスタなどはおいしく食べることができました。 人々の活動時間は午後11〜12時くらいまでは行われているので午後10時に学会会場近くのモンジュイック地区のスペイン村にある「タブラオ・デ・カルメン」というお店に予約を入れ、タパスセットを食べながらフラメンコショーを1時間ぐらい楽しみことができました。その時の店内のショーの様子を写した写真をお見せします。       また店内でモンジュイックの噴水ショーがあるという情報を得たので、その後、カタルーニャ美術館前の場所に移動し素晴らしい光と音響効果をあわせた幻想的な噴水ショーを楽しむことができました。 ちなみにその噴水は1929年のバルセロナ国際博覧会のために作られた約1世紀の歴史を持つ噴水だそうです。     学会最終日の9月11日はカタルーニャの特別な日『DIADA』で、カタルーニャがスペイン・ブルボン軍に包囲され降伏、陥落して敗北した日でしたので、街中が見られる写真の州旗を持って人間の鎖を作り独立を訴える人で溢れていました。 このようにヨーロッパ諸国でも国や地方により人々の文化・生活習慣は大きく異なり、その一端を経験できたことは大きな収穫でした。 健康科学部健康栄養学科 教授 高野康夫

2013.09.19

奈良県市町村職員共済組合主催「食生活健康講座」が開催されました。

今年のテーマは「おいしさをサイエンスして、メタボを予防」! 2013(平成25)年9月18日(水)10時より、奈良県市町村職員共済組合主催の「食生活健康講座」が畿央大学調理実習室・給食実習食堂、L102講義室において開催され、奈良県下の各地(奈良市、天理市、橿原市、御所市、香芝市、田原本町など)から23名の受講生が来られました。この講座は同組合員および配偶者を対象として健康の維持増進を図る目的で9月中旬に毎年開催されています。   1限目は、畿央大学健康科学部健康栄養学科の上地加容子准教授、金一玲助手、小西佳奈助手による「おいしさをサイエンスする~メタボ予防のための“5つの味”の活用術~」と題しての調理実習体験講座です。 本日のメニューは、 ①うすくず汁(ホウレン草とき卵のおろし生姜添え) ②鯛の昆布じめカルパッチョ ③かぼちゃと万願寺とうがらしの焼き浸し ④人参のごま味噌あえ ⑤野菜ジュースのシャーベット ⑥味つき卵 など栄養価満点、でもさっぱりした食感を楽しめるちょっと豪華なお昼ご飯です。     この講座は“健康”な“食生活”に重点をおくところから上地先生から配付されたレシピ集には食材分量・作り方に加えて、「エネルギー・たんぱく質・脂質・カルシウム・鉄分・レチノール当量・ビタミンC・食物繊維・塩分」量が細かく示されています。受講者は料理の腕に自信のある主婦、主夫?の方も多いようですのでそのままご家庭でも使えるようになっています。     美味しい料理を食べたあとの2限目授業は、山本隆教授による「おいしく食べてメタボにならない食生活」の講義です。「人はなぜ食べるのか?食べるのは本能?人の食の特徴は?好き嫌いはなぜできる?本能はコントロールできる?健康の秘訣・長生きの秘訣とは?和食はヘルシー?うま味物質とは?」など、人の食についての疑問に答える形での興味あるお話でした。     生きていくために食べる、本能のままに食べるのではなく、おいしいものを満足して食べる、大人の食べ方、理に適った食べ方を学んだような気がしました。

2013.09.18

畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.12

こんにちは、健康栄養学科二回生の脇田唯可です。   今回は、一週間のロンドン滞在の最終日訪れたアフターヌーンティーについての内容をお伝えします。   日本では「英国料理は美味しくない」と耳にしたことがあるかと思いますが、近年料理に対する栄養面や味覚面が見直され、現在ではイギリス各地で美味しい料理を堪能することができるようになりました。 その一つとしてイギリスの伝統文化であるアフターヌーンティー。 イギリスならではの本格的な紅茶を気軽に堪能できる場として、重厚な雰囲気のサロンのみならず観光客も訪れやすいモダンなスタイルのサロンが増えています。 私たちが訪れたサロン、FORTNUM MASONにもたくさんの観光客でにぎわっていました。    ▲こちらがイギリスの伝統的なスタイルの三段トレイ。下から順に食べるのが一般的だそうです。   サンドイッチ、スコーン、スイーツと一見それぞれ日本と大差はありませんが、サンドイッチの具材にハムではなくサーモンを使用しているところにイギリスらしさを感じます。 そして最も驚いたことは、お皿が空くとすぐさま従業員の方がおかわりを持ってきてくださる事です。基本的にアフターヌーンティーでは、三段トレイのものと紅茶やジャムまで全て無料で何度でもおかわりができるそうです。 更に、残した分はお会計の際に丁寧に包装しジャムの瓶もセットで持ち帰らせてくださりました。 今まで日本のきめ細やかなサービスを受けていたにも関わらず、さすがにこれには圧巻しました。    ▲気に入った紅茶があれば帰りにその茶葉を購入することができます。   FORTNUM MASONの紅茶は300年以上続く老舗であり、150年に渡り王室御用達店として認定されているだけに品質にも定評があります。そのためこのサロンの茶葉を購入のみのお客さんも多数訪れていました。    ▲短期語学留学メンバーへのお土産です。   一ヶ月という短い期間でしたが、右も左もわからない地でお互いを助け合うことで親睦が深まり、皆で高め合い刺激し合える素晴らしい仲間を作ることができました。 そして何よりこの短期語学留学にて影ながら隅々まで私たちの安全を第一に考えあらゆる手配をしてくださった先生方、常に私たちの安否を心配しそっと見守ってくれていた家族に感謝します。私たちだけでは短期語学留学は成立することはありませんでした。本当にありがとうございます。 この一ヶ月で私たちは早口なネイティブの英語に対する迅速な対応力、限られた期間での行動力、全く異なった文化の中での機動力の大切さを学びました。 この経験を胸に立派な社会人を目指し、それぞれの夢へ日々精進したいと思います。   【関連記事】 短期語学留学プログラム現地リポート1 短期語学留学プログラム現地リポート2 短期語学留学プログラム現地リポート3 短期語学留学プログラム現地リポート4 短期語学留学プログラム現地リポート5 短期語学留学プログラム現地リポート6 短期語学留学プログラム現地リポート7 短期語学留学プログラム現地リポート8 短期語学留学プログラム現地リポート9 短期語学留学プログラム現地リポート10 短期語学留学プログラム現地リポート11

2013.09.17

畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.11

こんにちは。健康栄養学科2回生の西村佳奈です。 ただいまイギリスに短期語学留学中です。 こちらの生活をレポートします。 長かった語学留学も残り1週間となり、今はロンドンに滞在中です。ロンドンでは自由行動なので、私はコベントガーデンにミュージカルを観に行きました。コベントガーデンの駅の改札にはライオンキングの絵が書かれていました。     劇場に着き、フロントに入ると中にはパブやお土産ショップがありました。 舞台の前と舞台袖にはオーケストラがいて生演奏をしてくれていました。 ミュージカルが始まるとテンポ良く舞台の背景やセットが変わり、それに合わせて演奏が流れ、息をつく暇がないほど迫力がありました。そして何より出演者の方たちの動きや歌声に感動しました。物語の中に笑いも少しずつ入れられていて、とても面白かったです。 私たちは3階から観ていましたが、十分満足できました。     その他に大英博物館にも行ってきました。 先生に一度案内してもらいましたが、そのときは全部を見ることが出来なかったので、もう一度じっくり見に行くことにしました。 大英博物館はとても広く、フロアが1階・2階とあり、さらにLevel-1~5に階が分けられています。私は一通り見て回るのに2時間以上かかりました。どれも見ていて楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。 また各部屋が国や時代別に分けられていたので、その時代のその国の文化なども知ることができ、良い勉強になりました。日本についての部屋では、教科書に載っていた埴輪や銅鐸、絵巻などがあり、本物を間近で見れて嬉しかったです。 大英博物館の中で一番印象に残っているのは「clock」のところで、昔のものから最近のものまで様々な種類の時計が置かれていました。からくり時計のように可愛い時計も多くあり、見ていて飽きませんでした。     この1ヶ月間は本当に毎日が充実していました。近くに頼れる人がいないので、すべて自分で解決しなくてはならず、困ったこともよくありました。けれど、このような環境で一度でも生活することが出来て、良い経験になったと思っています。 残りのロンドン滞在も満喫できるよう楽しみたいです。   【関連記事】 短期語学留学プログラム現地リポート1 短期語学留学プログラム現地リポート2 短期語学留学プログラム現地リポート3 短期語学留学プログラム現地リポート4 短期語学留学プログラム現地リポート5 短期語学留学プログラム現地リポート6 短期語学留学プログラム現地リポート7 短期語学留学プログラム現地リポート8 短期語学留学プログラム現地リポート9 短期語学留学プログラム現地リポート10