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畿央の学びと研究

2024.06.10

理学療法学科 海外インターンシップ2024 vol.2~フランスの理学療法士と交流!

理学療法学科では今年度で5回目となる「海外インターンシップ」を行います!3回生12名、教員4名で令和6年9月5日(木)~10日(火)の6日間の日程で台湾を訪れます。現地では国立台湾大学と中国医薬大学の理学療法学科との交流や、英語での講義、プレゼンテーションなどが予定されています。 「海外インターンシップ」の事前学習として英語力を向上させるだけでなく、海外の文化や理学療法の現状を学ぶため、海外からゲストをお招きし、学生交流やレクチャーを受ける機会を作っています。   前回に引き続き、今回はフランスのリヨン市民病院 に勤務されている立花祥太朗先生からフランスの理学療法の現状について現地からオンラインレクチャーをしていただきました。立花 祥太朗先生はフランスで生まれ育ち、本学理学療法学科の森岡先生が取り組んでいるCRESTの研究協力者でもいらっしゃいます。     今回は日本語表記のスライドを英語で説明してくださったため、英語での表現も学ぶことができました!   ▼こちらは16時過ぎでしたが、フランスはまだ朝の9時という早い時間からリアルタイムで講義していただきました!       今回のオンラインレクチャーで学んだことの一部をご紹介すると… フランスでの理学療法の現状について・・・ ● 理学療法士に開業権がある ● 1回のリハビリ時間は30分まで(日本は基本的に20分) ● PT協会への登録が義務化(日本は義務化されていない) フランスでの理学療法士の養成について… ●2015年から4年制に (1年間スポーツ学、医科学、生物学、健康学のいずれかを学んだ後、希望者のうち成績優秀者のみ理学療法学科のある学校で4年間学ぶ) ●毎年入学できる理学療法学科の学生総数が決められている ●日本の約2倍の実習時間が課され、卒業すると理学療法士の資格を取得できる フランスでの理学療法士の課題について… ●現在は直接、理学療法士のもとへ行くと保険適応外のため、医師からの紹介無しで保険適応できるように取り組んでいる     そのほか、フランスでは理学療法士は男性よりも女性の方が多いことなど教育制度以外の点でも日本の理学療法と違う点があり、フランスの理学療法を知ることで日本の理学療法について考える良い機会になりました。   また、私達の質問に対して分かりやすくお答えいただいたため、理解を深めることが出来ました。時差もあり、お忙しい中このような機会を設けてくださり、心より感謝申し上げます。実りある時間をありがとうございました!   理学療法学科3回生 礒橋 菜生 理学療法学科3回生 池山 賢太 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2024~タイの理学療法士が来校! 海外インターンシップ先の中国医薬大学(CMU)の教員・学生5名が来学!~理学療法学科 トルコ人・タイ人研究者に学ぶ理学療法!~理学療法学科3年次配当「理学療法研究法」 畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!後編~ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学に滞在中のタイ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学に滞在中のタイ人研究者にインタビュー!後編~ニューロリハビリテーション研究センター トルコ人研究者に日本や理学療法のあれこれを聞いてみた!~Burcu Dilekさんロングインタビュー

2024.06.10

「どこでもシート」の魔力~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.3

看護医療学科の「老年看護学援助論Ⅱ」(3年次前期必修科目)では、高齢者看護に必要とされる生活機能の視点からのアセスメントや看護技術、紙面上の事例による看護過程の展開を行い、高齢者の日常生活の維持に必要な援助技術を演習し学修します。第1弾では摂食嚥下障害に対するケアを、第2弾では実習に活かす高齢者看護技術について学ぶ様子を報告しました。今回は、後期の臨地実習に向け「看護過程の展開」の演習に取り組む様子をお届けします。 令和6年5月30日(木)の演習では、生活機能関連図を作成しました。       老年看護学では、他領域とは異なる思考で看護過程を展開します。高齢者は加齢によるさまざまな影響を受け、慢性疾患や複数の疾患・障害を有するケースも多いため、高齢者の疾病を完治することに重きを置くのではなく、生活機能に着目し、高齢者の「もてる力」を最大限に発揮し、その人らしく望む生活を過ごすことができる目標志向型思考で看護を展開する心がけが重要です。   今回の演習では個人作業で生活機能関連図を作成した後、グループ作業でディスカッションや可視化・共有に効果的な「どこでもシート」を活用しました。     「どこでもシート」を活用することで、学生は顔をあげ、前を向き、同じターゲットに視線を合わせて議論しあえる環境ができました。また付箋の活用で、色々なアイディアを出しつつ、折り合いをつけながら思考を発展させることができ、演習前の「もやもや」が「すっきり」に変わり、笑顔あふれる満足感の高い時間を過ごすことができました。     講義後の学生感想より〔一部〕 ● グループで共有できることから、自身が考えつかないこと、異なる視点のアプローチがありとても勉強になった   ● 関連図の作成は難しいが、みんなで考えることで乗り越えることができた   ● シートや付箋を活用することで、難しい関連図も、色々な考え方があること、整理の方法を理解できて勉強になった   ● 関連図は苦手だが、老年のグループワークは楽しく取り組めるので実習が楽しみです     いよいよ演習も折り返しに入り、これからは看護目標を立て、自身の立案した計画に基づくケアの実践に取り組みます。学生が日々苦労しながらも前向きに演習に取り組む姿に教員も大変良い刺激を受けています。ゴールはもうすぐですので、あと一息、一緒に頑張りましょう。   看護医療学科 准教授 室谷 牧子   【関連記事】 外部講師による講義『食べたい!』を支えるケア ~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」vol.1 『実習に活かす高齢者看護技術』高齢者の個別性に合わせた援助を考える~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」Vol.2 フレンドリーをめざす「認知症ケア論」のご紹介!~看護医療学科 2024年度 へき地医療体験実習レポート(吉野郡川上村)~看護医療学科 2024年度 へき地医療体験実習(山辺郡山添村)レポート~看護医療学科 2024年度 へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)1日目レポート~看護医療学科 2024年度 へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)2日目レポート~看護医療学科 2024年度 へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)3日目レポート~看護医療学科 外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」 2024年度 新入学生研修 学科別レポートvol.3~看護医療学科

2024.06.07

理学療法学科 海外インターンシップ2024~タイの理学療法士が来校!

理学療法学科では、今年度4年ぶり5回目となる「海外インターンシップ」を行います。3回生12名、教員4名で令和6年9月5日(木)〜10日(火)までの6日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学 と中国医薬大学の理学療法学科との交流や英語での講義・プレゼンテーション・レクリエーションなどが予定されています。 「海外インターンシップ」の事前学習として英語力アップだけでなく、海外の文化、理学療法の現状を知るために、海外からゲストをお招きし、学生交流やレクチャーを受ける機会をつくっています。今回はタイのMahidol Universityから、院生のFriendさんとGigさんの2名が大学に来てくれました!   ▼左:瀧口先生 右上:Friendさん 右下:Gigさん     まずは自己紹介を兼ね、アイスブレイクを行いました!     学生が考えた質問に答えていただき、お互いの好きなものや文化の違いについてたくさんお話しできて楽しかったです(^^)/   続いて、タイの理学療法・文化についてプレゼンテーションをしていただきました。       英語での聴講は初めてだったので難しかったですが・・・拙い英語での質問にも優しく答えてくださり、タイと日本の様々な違いについて、より理解が深まりました!   プレゼンテーション終了後には皆で合掌し、「コップンカー‼‼‼」の掛け声で集合写真を撮りました♪     授業が終わった後には、懇親会を開催!     タイのじゃんけんや歌を教えていただいたり、日本の歌(ドラえもんやドン・キホーテのテーマソングなど(^^♪)を一緒に歌ったりと楽しい時間を過ごしました!   最後に、お忙しい日程の中、学生たちと交流していただき心より感謝申し上げます!楽しい時間をありがとうございました。   理学療法学科3回生 茂木 みさと 理学療法学科3回生 延木 千咲   【関連記事】 海外インターンシップ先の中国医薬大学(CMU)の教員・学生5名が来学!~理学療法学科 トルコ人・タイ人研究者に学ぶ理学療法!~理学療法学科3年次配当「理学療法研究法」 畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学に短期留学中のトルコ人研究者にインタビュー!後編~ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学に滞在中のタイ人研究者にインタビュー!~ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学に滞在中のタイ人研究者にインタビュー!後編~ニューロリハビリテーション研究センター トルコ人研究者に日本や理学療法のあれこれを聞いてみた!~Burcu Dilekさんロングインタビュー

2024.06.06

【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて活動を行う科目「プロジェクトゼミ」があります。「プロジェクトゼミ」では、建築、インテリア、アパレルのコースに準じた様々な地域課題の発見と解決に取り組んでいます。このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 村田浩子先生のゼミにはアパレル・造形コースの学生が多く在籍し、地元広陵町の地場産業である靴下製造に関わっています。生産量の減少により縮小している靴下産業を盛り上げようと、その方法をゼミで検討しています。 残糸の活用 靴下の製造の過程では「残糸」が発生します。靴下工場ではメーカーの依頼により靴下の製造を行いますが、その商品を作製するために購入した糸が大量に残ります。これを「残糸」と呼びます。村田ゼミではこの「残糸」をSDGsの観点から活かす取り組みを行っています。   例えば2024年11月末に大学隣の商業施設「エコール・マミ」で、近隣住民を対象に残糸を使ったワークショップの実施を予定しています。7月には広陵町に残糸を使ったラグやバッグの提案をするため、ゼミ生が作品づくりに取り組みます。糸のことを知り、初心者でも扱いやすい作品を目標に、相談しながら黙々と作業を進めています。   本日のゼミでは、残糸を束ね、ラグを試作していました。試作の次は実際にラグやバッグを作っていきます。「残糸」はとても細くきれいな糸です。この「残糸」がどのような作品に生まれ変わるのか、乞うご期待!       デザイン実習室には糸や布をつくる道具がたくさんあり、今日はその一部をご紹介します。綿を手紡ぎで糸にする「糸車」や半機械的に糸にする「ガラ紡機」など、今では製造されていないモノや使える職人さんがいなくなってしまったモノ、使う機会がなくなり譲っていただいたモノも多くあります。   ▼糸車     ▼ガラ紡機     村田ゼミではこれらを活用し、糸紡ぎ、染色、織り、縫製まですべての行程を経験します。木枠には、卒業研究で学生がつくった糸が残っています。   ▼木枠       人間環境デザイン学科では、これらを卒業研究で実際に使用して作品を作ることができます。前述の通り、今年の11月末には「エコール・マミ」にて「残糸」を使ったものつくりワークショップを開催予定です。「織り機」の出番もあるようです。興味のある方は、ぜひお立ち寄りください。   ▼織り機     プロゼミ紹介プロジェクト   【関連記事】 【人間環境デザイン学科】プロジェクトゼミって何するの?① 明日香村 八釣地区 「妙法寺」の実測調査Vol.1 -プロジェクトゼミ三井田研究室- ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科 2024年度 新入学生研修 学科別レポートvol.5~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました!  

2024.06.06

【プロジェクトゼミって何するの?①】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査Vol.1~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ

人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて活動を行う科目「プロジェクトゼミ」があります。「プロジェクトゼミ」では、建築、インテリア、アパレルのコースに準じた様々な地域課題の発見と解決に取り組んでいます。このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 三井田ゼミでは、建築・まちづくりコースの学生が多く在籍し、地域の課題解決、環境教育等の課題に取り組みます。今回は、今年3月に行われた明日香村国際ワークショップ2024の対象地 明日香村八釣地区にある「妙法寺」を実測しました。   妙法寺は、享保15年(1730年)頃に建立されたお寺です。あるポスターには、日本の原風景として妙法寺や周囲の農家が写されています。しかし、現在は無住職のお寺となり、梁や柱も傾いてしまい建具を動かすこともできません。地域の方たちも一度は取り壊しを検討しましたが、やはりこれからも日本の原風景として、後世に残していきたいという思いをもたれています。   ▼立派な石垣の上に建つ妙法寺     ▼梁が沈んでしまい閉ざされたままの戸     梁や柱の傾きをどのようにして解消していくのかを検討するには、現況図面が必要です。しかし、当時の資料も図面も残念ながら残っていません。そこで、三井田ゼミに所属する学生たちの手で妙法寺を実測し、現況図面を作成することにしました。   実測1日目 平面図(間取り)、断面図(建物を垂直に切断した面を横から眺めた図)、立面図(建物の外観)などのチームに2人1組で分かれて実測します。主にこのような道具を使用し、建物を方眼紙に描き写したものに寸法を記載していきます。   ▼「①下げ振り(傾きを計測)」「②レーザー測距計」「コンベックス」などを使い寸法や傾きを測ります。     ▼高い箇所も脚立を用いて正確に測ります。     ▼下げ振りは、円錐型の重りを下ろし、上部と下部で紐と柱との距離を比較し、柱の傾きを計測します。     ▼屋根裏へも登り、小屋組み(屋根裏の構造)を確認します。     ▼お寺の隣には調理場が併設されており、当時は餅つきや炊き出しなども行われにぎわっていたようです。     ▼おいしい苺を差し入れしてくださり、実測後にいただきました。     1日では測りきれないので、次回の実測日までに手書きの図面はCADを使ってデータ化しておきます。不明な箇所や図り忘れた箇所が必ずでてくるので、それらは次回に再度確認します。 実測に参加した学生のコメント ●柱の傾き具合に驚きました。「下げ振り」も初めて使い、とても勉強になりました。(人間環境デザイン学科3回生 上田 葵生)   ●実際に実測をしてみると、建物は小さいが間取りが分かれていて壁など骨組みがたくさんあり大変でした。やりがいがあって楽しかったです。(人間環境デザイン学科3回生 角矢 奈央樹)   今回は、実測風景をご紹介しました。自分の目で見て、自分の手で建物を測ることにより、柱の太さや、柱の間隔など様々な寸法や構造を把握することができ、教科書や写真では決して得られない学びがあったと思います。次回のブログでは、実測後にCAD化したデータをご紹介します。   人間環境デザイン学科 助手 中井 千織   【参考記事】 ABCテレビ「やすとものいたって真剣です」に本学教員が設計した住宅が登場!~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」レポート vol.4~製作開始! 地域住民と4大学が参加!「インターカレッジフォーラム2024 in 奈良きたまち」を開催します!~人間環境デザイン学科 2024年度 新入学生研修 学科別レポートvol.5~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.1~台湾から大学生・教員が到着! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.2~課題への取組がスタート! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.3~現地調査や意見交換を進めました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.4~活性化案を発表しました! 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.5~最終日を迎えました! 旧豆山荘(旧河合町役場)の保存再生デザイン報告会〜人間環境デザイン学科前川ゼミ

2024.06.04

【全国4位】フードスペシャリスト資格認定試験で特別表彰!~健康栄養学科

健康栄養学科4回生の見杉遼さんが、昨年12月17日(日)に行われたフードスペシャリスト※1資格認定試験で全国4位という成績を修め、日本フードスペシャリスト協会より特別表彰を受賞しました!   ※1フードスペシャリストとは・・・ 食の本質が「おいしさ」・「楽しさ」・「おもてなし」にあることをしっかり学び、食に関する幅広い知識と技術を身につけた食の専門家です。食品の開発製造、流通、販売、外食などを担う食品産業をはじめ、食関係の広範な分野での活躍が期待されています。(公益社団法人日本フードスペシャリスト協会 HPより)。 2023年度フードスペシャリスト資格認定試験は全国で2,781名が受験して2,364名が合格、畿央大学全体としても32名が合格を修めました。   見杉 遼さんコメント フードスペシャリストは、食関係の広範な分野での活躍が期待されるものであり、管理栄養士をめざす私として興味があったので認定試験を受験しました。認定試験に受かることを目標とせず、フードスペシャリストとして今後多くの人に信頼してもらうことのできるよう、多くの知識を身に着けたいと思い臨んだ認定試験であったため、今回このような特別表彰をいただくことができて光栄に思うとともに、食に関する知識をしっかり学ぶことができていると実感できる機会になったと感じています。またこのような特別表彰をいただくことができたのは、自分の努力だけでなく、先生方のサポートやヘルスチーム菜良※2での食に関する活動を通した経験、なにより友達のサポートが大きかったと思っており、感謝の気持ちでいっぱいです。 日本フードスペシャリスト協会より特別表彰をいただいた現状に満足せず、食の専門家になるべく日々精進するとともに、多くの人に食からサポートをできるよう頑張っていきたいと思っています。   ※2ヘルスチーム菜良とは・・・ 管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。     関連記事 ヘルスチーム菜良に関連するブログ記事 6/2(日)テレビ大阪「発見‼︎“食”遺産」に健康栄養学科上地ゼミの学生が出演します! 2024年山本 隆教授の最終講義が行われました。|KIO Smile Blog度 新入学生研修 学科別レポートvol.4~健康栄養学科 衛生対策商品メーカー、株式会社サンロードとの意見交換・交流会!~健康栄養学科 上地ゼミ 3/21(木)山本 隆教授 最終講義「半世紀以上に及ぶ研究生活を振り返って-味覚とおいしさの研究-」を開催します。 楽しく見るだけで食改善!大学生食提案プロジェクト~健康栄養学科「公衆栄養学実習」 令和5年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!  

2024.05.30

6/2(日)テレビ大阪「発見‼︎“食”遺産」に健康栄養学科上地ゼミの学生が出演します!

テレビ大阪で毎週日曜日お昼12:29~放送される「発見‼︎“食”遺産」に健康栄養学科上地ゼミの学生が出演します!この番組は、地方の知られざる“おいしい料理”を見つけ出すだけでなく、その味を後世に残すべく、キッチン屋台でレシピを収録し永久保存する番組です。   今回、健康栄養学科の上地ゼミの学生は広陵町で栽培されているサラダなすを使ったレシピを4品考えました。生でも食べられるくらいの爽やかな風味を生かし、これからの季節にぴったりな料理を主演の石田靖さん、ゲストの大久保嘉人さんに食べていただきました。 またテレビ大阪が映らないエリアでも放送されますので、是非ご覧ください!   放送局ごとの日程 テレビ大阪 6/2(日)12:29~ 奈良テレビ テレビ和歌山 6/8(土)13:30~ 福井テレビ 6/8(土)10:25~       番組ホームページ

2024.05.29

産婦人科医に学ぶ超音波診断法の理論と実際~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」

令和6年5月27日(月)に助産診断技術学Ⅰ(妊娠期診断とケア)の授業で、産婦人科医である健康科学部長の植田政嗣先生から、超音波診断法の理論と実際について講義をしていただきました。     まずは授業資料やビデオ教材を用いて、超音波検査の原理や、所見からわかる胎児の状態について学びました。   その後実際に超音波診断装置を使い、装置の使い方やプローブの持ち方、児頭大横径(BPD)、腹囲(AC)、大腿骨長(FL)の測定方法、推定児体重(EFW)、妊娠週数の算出方法を学びました。     一人ずつ丁寧にご指導いただき、時間はかかったものの、10人全員が測定することができました。また、実際に使われている装置を用いて測定することで、妊娠週数に応じた胎児の状態をより理解できました。       超音波検査は、胎児の状態を確認できるだけでなく、お母さんが実際に目で胎児の存在を感じられる大切な機会です。助産師として、お母さんの負担にならないように検査の技術を磨き、お母さんに安心してもらえるような声かけができるように、これからも練習にはげみます。   助産学専攻科 13期生 石谷 七都、長原 穂和 【関連記事】 児童福祉の実際について学ぶ! 児童養護施設「飛鳥学院」での講義を通して ~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 楽しみながら妊婦・育児を体験!「マタニティクラス」を開催~助産学専攻科 令和6年度近畿地区助産学生交流会に参加しました!~助産学専攻科 沐浴指導の実技テスト全員合格にむけて練習しました!~助産学専攻科 ベビーマッサージとマタニティヨガの講義を受講しました!~助産学専攻科 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~助産学専攻科 第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」

2024.05.27

児童福祉の実際について学ぶ! 児童養護施設「飛鳥学院」での講義を通して ~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」

2024年5月17日(金)、「ヒューマンヘルス」の授業で、奈良県桜井市にある児童養護施設「社会福祉法人 飛鳥学院 」の見学をさせていただきました。飛鳥学院は、養護施設だけでなく、児童家庭支援センターや支援事業所、学童保育事業なども展開されており、児童福祉に幅広く特化した施設です。     前半は施設職員の方の講義を受け、児童養護施設の地域における役割や子どもたちの自立をどのように支援されているかについて教えていただきました。子どもたち一人ひとりと真摯に向き合い、それぞれの特性に合わせたかかわり方をされており、子どもたちの自立に向けて職員全体で行う支援の実際について学ぶことができました。 子どもが健やかに成長できる環境を提供することが大切であり、助産師として、生まれた瞬間だけでなく地域での生活環境にも目を向けて子どもとその家族を支援していきたいと思います。     講義のあとは、施設見学をさせていただきました。 施設内には、広々とした玄関や食堂や大浴場があり、子どもたちの部屋は男女で仕切りを作るなど、子どもたちそれぞれの発達段階に合わせた生活空間が作られていました。また、塾の設置や児童別に勉強を教える体制が整っていて、子どもたちが自主的に学習しやすい環境となっていました。 学校から帰宅した子どもが元気に遊びまわる姿を見て、飛鳥学院は子どもたちにとって本当の家のような安心できる存在であるということを実感しました。         施設見学を通して、子どもが職員と関わる過程で「自分は大切にされている存在である」ということを認識し、成長することができるということを学びました。この学びから、助産師として、子どもにとって大人からの愛情は成長にも重要であると伝えることでより良好な母子関係の構築を促すとともに、対象者の方に自己の命の大切さや自己を大切にいてくれる人は周りにいるということを伝えていける存在になりたいと感じました。     今回は、お忙しい中、学生を温かく迎えてくださった河村院長、職員の皆様、貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。   助産学専攻科13期生 岡本 真佳、中畝 小梅   【関連記事】 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 楽しみながら妊婦・育児を体験!「マタニティクラス」を開催~助産学専攻科 令和6年度近畿地区助産学生交流会に参加しました!~助産学専攻科 沐浴指導の実技テスト全員合格にむけて練習しました!~助産学専攻科 ベビーマッサージとマタニティヨガの講義を受講しました!~助産学専攻科 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~助産学専攻科 第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科

2024.05.27

『実習に活かす高齢者看護技術』高齢者の個別性に合わせた援助を考える~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」Vol.2

看護医療学科3年次配当「老年看護学援助論Ⅱ」は、高齢者看護に必要とされる生活機能の視点からのアセスメントや看護技術、紙面上の事例による看護過程の展開を行い、高齢者の日常生活の維持に必要な援助技術を演習し学修します。前回のブログでは、外部講師を迎え、摂食嚥下障害のある患者さんを支えるケアについて学んだ様子をお届けしました。今回、令和6年5月17日の授業では、実習に活かす高齢者看護技術について演習を行い、日常生活援助の活動・移動介助と身体ケア技術の安楽・リラクゼーションについて学びました。 老年看護学援助論Ⅱの授業では、ペーパーペイシェント(文章で書かれた事例の患者)を用いて看護過程を学んでいます。今回の講義は、実際の臨床現場をイメージし、看護師役・患者役・観察者などを経験し、ディスカッションを通して看護援助を考えました。   移動介助では、グループに分かれて左麻痺のある患者を想定しベッドから車いすへの移乗の演習を行いました。基礎看護学の演習ではすでに車いす移乗について学修済みですが、麻痺のある患者に介助するとなると難易度は上がります。事前学習をしてきた内容を踏まえ、「車いすの位置はここでいいの?」「右手は動かせるからどこを握ってもらったらいいかな?」「ベッドを起こした方が移動しやすくない?」など、学生たちは様々な意見を出し合いながら、ベストなケア方法を検討していきました。   その後、人形を使って自分達で考えた方法をデモンストレーションし、他のグループとの意見交換をしました。「このグループは麻痺側の腕の保護まで意識しているところがいいと思った」「患者さんへの声かけが上手で、(患者さんが)安心できると思った」など、他のグループからの学びもたくさん得られたようです。     リラクゼーションでは、まず五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)の大切さやタッチケアの効果を伝えました。実践では、オルゴール音楽が流れる中、アロマの香りや互いの手の温かさを感じながら、優しく丁寧にハンドマッサージを行いました。最初は、「触れる」ことに照れている学生もいましたが、マッサージを行っていくうちに、お互いにリラックスしていく様子がみられました。このケアは、実習先の高齢者の方だけでなく、友達や家族など身近な人にも行えるケアだと思います。是非、活用してみてください。     講義後の学生感想より ※原文を一部抜粋   ●「車いす移乗の時にどのようにすればよいのかグループで話し合い、積極的に意見を出し合って実施することができた。看護者として、患者にとってどのようにすることが一番いいのか考えることが難しかった」   ●「車いす移乗では、教科書に書いてある通りに行ってもなかなか上手くいかず、その患者さんにあった方法を探すといいのかなと思いました」   ●「みんなで試行錯誤試し、患者役の意見も聞きながら実施したことで、最後には対象者にとってより良い移乗方法をみんなで考えることができた」   ●「リラクゼーションが初めての体験で楽しかったです。リラックスできて疲労回復になるのを身体で実感できて驚きました」   ●「ハンドケアはやってもらうのも相手にするのも初めてでこんなにリラックス効果があることを知って驚いた」   ●「ハンドケアではどうすれば対象者に心地よく安楽に感じてもらえるかを考えてコミュニケーションを取りながら雰囲気よく実施できた」     これらの経験が、個別性のある看護を考える力につながりますようにと願いながら、また次の講義からも一緒に看護について考えていきましょう。   看護医療学科 助教 伊藤 千春・島岡 昌代   【参考記事】 外部講師による講義『食べたい!』を支えるケア ~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」 外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」 看護学生と企画した「性教育セミナー」を高校で実施!~看護医療学科「母性看護実習」 堺市総合防災センターで体験学習をしました~看護医療学科「災害看護II」 ハンセン病療養所を訪問、当事者家族の声を聴き「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 外部講師による講義「筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の看護について」~看護医療学科「慢性期看護学援助論Ⅰ