2014年6月の記事

2014.06.18

健康栄養学科ヘルシー×オイシー料理vol.17~「オクラの納豆和え」

健康栄養学科の授業や実習で作成した献立やレシピを紹介する「ヘルシー×オイシー料理」。第17弾は「オクラの納豆和え」です。     ******************************************************************************************* オクラはエジプト原産で、さやの切り口からネバネバの糸を引くので、青納豆とも言います。 粘液成分はペクチン、ガラクタン、アラバンなどの物質です。ビタミンC、ビタミンA、カルシウム、鉄が多く含まれています。 健康栄養学科4回生 高井 真菜 *******************************************************************************************  <材料>  オクラ 40g ひきわり納豆 20g アボカド 20g しょうゆ 4g(小さじ2/3杯)   <作り方> 1.オクラは塩でもみ、熱湯にサッとくぐらして、ヘタを取り、小口切りします。 2.アボカドは半分に切り、種を取り除き、実を1cm位の角切りにします。 3.納豆もまな板で軽く包丁でたたいておきます。 4.しょうゆでオクラ、アボカド、納豆を一緒にまぜて、和えます。    <コメント> 好みで、ワサビ、辛子を加えると良いでしょう。 ******************************************************************************************* ◆栄養量(1人分)※ エネルギー 91kcal たんぱく質 5.0g 脂質 5.8g 食塩 0.6g ※日本食品標準成分表2010による計算値で、摂取が保証されるものではありません。

2014.06.17

健康栄養学科ヘルシー×オイシー料理vol.16~「冷製パスタ」

健康栄養学科の授業や実習で作成した献立やレシピを紹介する「ヘルシー×オイシー料理」。16弾は「冷製パスタ」です。     ****************************************************************************************** スパゲティーの分量を減らして、夏野菜を多く合わせることで、満腹感のある低カロリーの主食になっています。 また、トマトはナス科の植物で多量のペクチンを多く含んでおり、トマトの赤い色はリコピンで、坑酸化作用があります。 バジルも同じくβカロチンが多く含まれており、同じく坑酸化作用があります。 健康栄養学科4回生 梅木 霞 ****************************************************************************************** <材料>  スパゲティー(乾燥) 60g ツナ缶 30g オリーブオイル 8g 塩 1g コショウ 少々 レモン汁 10cc トマト 50g たまねぎ 10g にんにく 1片 バジル 少々 プロセスチーズ 10g   <作り方> 1.ツナ缶はほぐしておきます。 2.トマトは湯むきし、ヘタをとり、2cmの角切りにします。 3.たまねぎ、にんにく、バジルはみじん切りにしておきます。 4.プロセスチーズは5mm位の角切りにしておきます。 5.スパゲティーをたっぷりの湯でゆでて、氷水でサッと冷やします。 6.オリーブイルとレモン汁、塩をよく混ぜ合わせ、そこに3のみじん切りした野菜をよく混ぜます。 そして、コショウで味を整えます。 7.ツナ缶、トマト、プロセスチーズと6をよく混ぜ、冷えたスパゲティーにかけます。   <コメント> プロセスチーズの代わりにカッテージチーズを用いればよりヘルシーになります。   ****************************************************************************************** ◆栄養量(1人分)※ エネルギー 591kcal たんぱく質 21.5g 脂質 20.0g 食塩 1.5g ※日本食品標準成分表2010による計算値で、摂取が保証されるものではありません。

2014.06.16

手話で楽しくコミュニケーション!~ 現代教育学科「合同ゼミ」

現代教育学科2回生「合同ゼミ」では、学生のスキルアップのためにいくつかの講座を設定しました。 そのひとつ、手話講座では「手話エンターテイメント発信団oioi」さんから4人の先生に来ていただきました。   「私の名前は○○です。よろしくお願いします」を教えていただき、まずは自己紹介。 次に、50音ひとつずつを指で表す指文字をつかい、それぞれのニックネームをいれて、学生同士でも自己紹介できるようになりました。そして、動詞をつかっての会話文。   ☆「食べる」+「好き」=「食べたい!」 ☆「泳ぐ」+「無理」=「泳げない」   など組み合わせで手話になることにビックリ!   その後、時間を表す手話、接続詞なども教わり、読唇されるかたもいらっしゃるので、表情が大事とのこと、学生たちもたっぷり演技しながら、会話の練習を楽しみました。 習った手話を駆使しながらアドリブを入れるのはさすが発表や模擬授業になれた教育学部の学生だから、というところでしょうか。     また、お昼休みは大学内の手話サークルとの合同ランチ会。 自己紹介、手話との出会いなどを話しながら交流しました。 畿央大学の学園祭で手話演劇をしたり、oioiさんのイベントに一緒に参加したりできないかなと話は盛り上がりました。     手話がこの1日だけで終わらないように、みんなで毎日少しずつ手話を使い、より多くの人と、よりいろいろな方法でコミュニケーションする日常が大切だと思いました。 現代教育学科 教授 西端 律子

2014.06.16

健康栄養学科ヘルシー×オイシー料理vol.15~「ミネストローフ風ひんやり和え」

健康栄養学科の授業や実習で作成した献立やレシピを紹介する「ヘルシー×オイシー料理」。15弾は「ミネストローフ風ひんやり和え」です。   ****************************************************************************************** まいたけは、昔から香り、味ともに美味しいきのことして珍重されてきました。 きのこ類にはビタミンDga多く含まれており、カルシウムの多い乳製品などと一緒に食べると、カルシウムの吸収をUPしてくれます。 また、低カロリーのため多く食べてもカロリーはかなり少なめになっています。 バジルにはβカロチンが多く含まれており、坑酸化作用があります。 健康栄養学科4回生 鷹尾 成美 ******************************************************************************************   <材料>  もやし  20g  キャベツ  20g  まいたけ  15g   じゃがいも  20g  ケチャップ  15g  コンソメ  2g  水  10cc  バジル  少々  コショウ  少々     <作り方> 1.じゃがいもは1cmの角切りにし、水にしばらくつけてから、柔らかくなるまでゆでておきます。 2.キャベツは千切りにし、サッと湯通しします。 3.もやしは3cmくらいのざく切りにし、ゆでておきます。 4.まいたけも一口大に切り分けて、やわらかくなるまでゆでておきます。 5.バジルは葉をみじん切りにします。 6.コンソメを沸騰した湯に溶かし、ケチャップ、塩、コショウで味つけをします。 7.材料はすべて冷やし、6の調味したケチャップで和えます。   <コメント> もやしやキャベツの代わりに茄子やキュウリでもおいしいですね。   ****************************************************************************************** ◆栄養量(1人分)※ エネルギー 45kcal たんぱく質 1.8g 脂質 0.2g 食塩 1.2g ※日本食品標準成分表2010による計算値で、摂取が保証されるものではありません。

2014.06.16

教育学部卒業生が、全国保育士養成協議会会長表彰を受けました。

本学は、保育士養成校の全国組織である全国保育士養成協議会に所属しています。 協議会では、各校の保育士の資格をもって就職する成績優秀者1名に、毎年、会長表彰を行っています。   今春の本学の会長表彰の受賞者は、現代教育学科2014年3月卒業生の藤本奈都美さんでした。   ▲会長表彰を受けて寄稿した「会長表彰を受けてーすべては夢に繋がっているー」が、この度、全国保育士養成協議会会報「保育士養成№76」に掲載されました。     保育士になりたいという幼稚園の頃からの夢を叶えたいま、22年間を振り返ると、様々な人に支えられて生きてきた事や様々な努力をしてきた事のすべてがこの夢に繋がっていたのだという感慨と、これまでに関わった全ての方々への感謝の気持ちが綴られています。   【ゼミ指導教員のコメント】 藤本さんは、4月から橿原市の公立園に勤務されています。 2歳児クラスの子ども達が、毎日、「ちぇんちぇえーーー」と抱きつきに来て、慕われながら、“幸せに”勤務しているそうです。 現代教育学科 教授 粕井みづほ  

2014.06.14

橿原市・橿原商工会議所連携「しょうが給食献立開発」第2回勉強会を行いました。

プロの料理家から、しょうが調理の基本を学ぶ!   今年で6年目を迎えた橿原市・橿原商工会議所と畿央大学健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、金一玲助手、登録参加学生40名)の連携事業は昨年に続いて「橿原産しょうが」をテーマに就学前児童向け『しょうが給食献立』開発を行なっています。   2014(平成26)年6月12日(木)16時30分、4限目授業が終わった学生32名が集まって第2回目の勉強会が始まりました。クッキングスタジオバンビ主宰、フードコーディネーター、シニア野菜ソムリエとして活躍中のプロの料理研究家である松田弘子氏を講師にお招きして、しょうが料理の基本を教えていただきました。 松田先生には昨年しょうがを使用した新商品開発事業で、やはりしょうが調理のコツをわかりやすく説明していただいています。 今回も香辛料としてクセのある素材・しょうがを難しい対象である幼児向けの給食献立にどう活かすか難しいところです。     生姜の90%以上は水分で、生姜に含まれる辛味成分はジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンの3種の油状物質です。 生姜の切り方(みじん切り、千切り、すりおろし、薄切り)や、調理法(加熱、水にさらす、油分を加える、たんぱく質を加える、甘味を加える)により辛味が緩和されます。 また、今の時期は新生姜が出回っていますが、年中あるひね生姜とは調理方法、分量が大きく異なることに注意が必要です。 献立開発後に9月ごろ橿原市内の幼稚園で給食が提供される予定ですので、このプロジェクトでは新生姜を使って献立を考えます。     この日松田先生が用意していただいたレシピは、「しょうがご飯」です。 しょうがの量と一緒に加える具材を考え、 ①1%みじん切り ②3%みじん切り ③5%みじん切り ④5%水にさらしたみじん切り ⑤5%すりおろし ⑥5%すりおろしにバター入り ⑦5%すりおろしに鶏ひき肉入り ⑧5%すりおろしにツナ缶入り 以上8種類のしょうがご飯を各調理台で炊飯して、8つの班分を取り分け、みんなで風味の違いを食べ比べしました。 しょうがの量の違いと加える具材でこんなにも差が出るのか、と感心させられました。   前回の5月22日第1回勉強会の講師をしてくださった橿原市こども未来課管理栄養士の阪本晶子氏にも来ていただき、勉強会の様子を見てもらうとともに、最後の質問タイムでは松田先生と学生たちに囲まれて相談を受けていただきました。   次回は7月10日(木)のレシピ検討会を経て、いよいよ7月19日(土)には最終の創作メニュー審査会となります。 どのような幼児向け給食献立ができるか、今から楽しみです!   【関連記事】 橿原市・橿原商工会議所との連携「橿原産しょうがを使った給食献立」開発事業がスタート! 産官学連携「橿原産しょうがを使った給食献立開発」~保育所見学ツアーを実施! 橿原市・橿原商工会議所連携「しょうが給食献立」開発第1回勉強会を行いました。  

2014.06.13

健康栄養学科ヘルシー×オイシー料理vol.14~「たまねぎと枝豆のさっぱりサラダ」

健康栄養学科の授業や実習で作成した献立やレシピを紹介する「ヘルシー×オイシー料理」。第14弾は「たまねぎと枝豆のさっぱりサラダ」です。     ******************************************************************************************* たまねぎの辛味や香りは硫化アリルという成分で揮発性の催涙物質です。 たまねぎを切ると切り口の細胞がつぶれ、そこから硫化アリルが空中に揮発して、目の粘膜を刺激するので涙が出るのです。 この硫化アリルには、殺菌作用、血液をサラサラにする働きもあります。 枝豆は、大豆を完熟前に収穫した未熟豆で、あぜ豆、さや豆とも呼ばれています。大豆同様にたんぱく質を多く含みますが、大豆よりは低カロリーで、大豆にはないビタミンCを多く含んでいます。   健康栄養学科4回生 鷹尾 成美 ******************************************************************************************* <材料> たまねぎ  50g 枝豆(さや付)  50g → むき実では20g レモン汁  5cc 薄口しょうゆ  3g(小さじ1/2杯)   <作り方> 1.たまねぎは薄くスライスして、水にさらしておきます。 2.枝豆はさやごと塩ゆでにして、むき実にしておきます。 3.絞ったレモン汁と薄口しょうゆをよく混ぜ、たまねぎのスライスとあわせて、うえに枝を散らします。   <コメント> レモン汁の代わりに梅酢を用いるとピンク色に仕上がります。 ******************************************************************************************* ◆栄養量(1人分)※ エネルギー 48kcal たんぱく質 3.0g 脂質 1.3g 食塩 0.5g ※日本食品標準成分表2010による計算値で、摂取が保証されるものではありません。

2014.06.11

本学大学院生が日本理学療法学術大会で優秀賞を受賞しました!

2014年5月30日~6月1日に、パシフィコ横浜にて「第49回日本理学療法学術大会」が行われました。   基礎理学療法、神経理学療法、運動器理学療法、内部障害理学療法、生活環境支援理学療法、物理療法、教育・管理理学療法と分野が多岐にわたり、演題数は1500程度あります。今学会は、日本における理学療法士の学会で1番大きな学術大会です。   その中、「第48回日本理学療法学術大会(昨年度の学術大会での発表に対して)の表彰式」が行われました。 畿央大学から、冷水誠理学療法学科准教授、私(今井亮太)が優秀賞を授与しました。     このような名誉ある賞を受賞でき、本当に心から嬉しく思います。受賞の連絡を頂いたときは、喜びよりも驚きの方が大きかったことを覚えています。私は臨床4年目、また修士課程2年目であり研究歴は非常に短いです。こんな自分が優秀賞を受賞して大丈夫であろうかと、心配になり不安にもなっています。しかし、これに恥じぬように精進していくしかないと思っています。 本学の神経リハビリテーション学研究室では、多岐にわたる分野で研究がされています。そのため、予演会などでは、様々な視点から活発な意見交換が行われます。また本研究室では、他人の研究でも自分の研究のように考えています。このような背景が、優秀賞に導いてくれたと思っています。   理学療法学科の冷水准教授は、基礎理学療法部門での受賞であり、演題名は「立位バランス学習における自己運動観察によるフィードバック効果の検証」です。これは、効果的な運動学習をもたらす視覚フィードバックを用い、自分の運動を観察させるビデオフィードバック学習と、他者の運動を観察することで運動学習効果がある観察学習との学習効果の違いに関して、脳活動を含めて明らかにされています。結果、バランス学習において他者観察による観察学習効果ではなく、自己観察によるフィードバックによって有意な学習効果が認められました。これは、自己観察により自己の運動感覚情報との誤差を視覚的に明確に認識することができ、次の試行に対して修正した新たな自己運動イメージを形成することができたことによるものと考えられます。これを裏付けるように、課題試行時の脳活動では、他者観察群が運動イメージに関連した領域の広範な活性化を認めたのに対し、自己観察群ではこれらの限局した領域の活性化が認められていました。理学療法の意義として、健常成人を対象としたバランス学習において、簡便なビデオを用いた自己観察学習が有効である可能性を身体パフォーマンスおよび脳活動レベルにおいて見いだすことができましたので、今後、症例研究を進めることにより、臨床上有用なバランス学習における介入手段への発展に繋がると考えられます。   私は物理療法部門での受賞であり、演題名は「撓骨遠位端骨折術後に対する腱振動刺激による運動錯覚が急性疼痛に与える効果」です。これは、術後患者に対し、あたかも自分の手が動いているかのような錯覚を惹起させることで、痛みや不安などの心理面、関節可動域の改善が得られるかどうか検証しています。結果、運動錯覚を生じさせない群よりも運動錯覚を生じさせた群の方が1週間後の痛み、心理面、関節可動域に有意な改善が見られました。また1ヵ月、2ヵ月後まで評価しており、そこでも有意な改善が認められました。手術後翌日より、運動に対する痛み経験や不安を持つ患者に対して、腱振動刺激による運動錯覚を惹起させることで、運動に対する不安や恐怖感を改善させることにより、痛みや関節可動域の改善につながることを確認しました。理学療法の意義として、疼痛理学療法においては、対象の不動期間、痛み経験、破局的思考、不安を考慮することが重要になります。腱振動刺激は痛みの知覚をさせることなく、運動錯覚を惹起させることが可能であり、術後翌日といった早期介入が可能な有効な手段であります。急性疼痛の軽減だけでなく、痛みの慢性化の発生を防ぐことができる可能性があることを臨床研究で示しました。     最後に、研究を最後までご指導し、優秀賞に導いて下さいました森岡周教授をはじめ、本学の神経リハビリテーション学研究室の皆様に深くお礼を申し上げます。ちなみに、森岡教授は発表前から「この演題であれば絶対優秀賞を獲得できる」と言われていました。今後も森岡教授のご指導のもと、少しでも社会に貢献できるように研究室の皆様と切磋琢磨し、取り組んでいきます。 畿央大学 大学院健康科学研究科 修士課程2年 今井 亮太(畿央大学理学療法学科卒業生)   【関連記事】 本学ニューロリハ研究センターのメンバーが、日本理学療法学術大会で25演題について発表!

2014.06.09

本学ニューロリハ研究センターのメンバーが、日本理学療法学術大会で25演題について発表!

2014年(平成26年)5月30日~6月1日にかけて、神奈川県のパシフィコ横浜にて第49回日本理学療法学術大会が開催され、森岡教授を中心とした畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター(以下、研究センター)の多くのメンバーが参加・発表を行いました。 本学会は、日本理学療法士協会が主催する理学療法に関する最も大きな学術大会であり、ニューロリハビリテーションのみならず、理学療法に関する多種多様な分野の学術的発表が行われます。   研究センターからは学部卒業生から院生、修了生そして教員までと非常に多くの者が演題発表を行い、関連演題も合わせると25演題にもおよぶ新たな知見を世に示すことができました。 なかでも、優秀な演題のみが選ばれる「セレクション発表」といわれるものがあり、これには林田(学部卒業生)・辻本(修士課程修了生・現生理学研究所)・今井(修士課程)・片山(修士課程)・大住(博士課程)の5演題が選ばれ、理学療法の更なる発展に向けた活発な意見交換を行いました。   また、大会での発表後は研究センターがより円滑に機能し、前向きな研究活動を行うために、総勢30名での懇親会も開催されました。 研究センターの特徴の1つとして、各々の地位や立場に関係なく非常に仲が良いという点が挙げられます。そのため、真面目な研究に関する話以外にも、お酒の場ならではの、くだけた話でも皆で共に盛り上がることができ、研究センター内の絆を更に強めることが出来ました。     また、この場には、研究センターと共同で研究を進めている、国立障害者リハビリテーションセンター研究所の河島則天氏も参加してくださいました。 ここでは、研究センター内だけでの研究に留まらず、広く対外的に繋がりをもつことで、更に社会的意義のある研究へと発展させることのできる、前向きな場を得ることができました。   このように学会においては演題発表のみならず、他の研究機関や領域の研究者との交流も非常に重要な参加目的であります。 今回も多くのメンバーが自身の発表や意見交換を通じて、新たな問題意識や仮説を共有することによって、対外的な繋がりを新たに作ることができ、多くの研究機関とのコラボレーションに向けた大きな一歩を得ることができました。 このような対外的に新たな可能性を見出せるのは、研究センターの全員が単に研究実績のためだけでなく、真に臨床や社会に対して還元できる研究成果を見出したいという、強い未来志向的な意志があるためではないでしょうか。 その結果、領域や所属の垣根を超えて、前向きなコラボレーションを実現させていくのではないかと、私自身、身を以て実感することができた学会でありました。 そして、このような環境に身を置くことができる、本学大学院の環境の良さに関しても改めて実感することができ、今後の研究活動への意欲をより一層高めることができました。   最後に、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターは、未来志向的な意思のもと、センター内のみに留まらず、広く対外的な繋がりを形成し、真に臨床や社会に還元できる研究成果を公表できるよう、今後も更なる研究活動に励んでまいりたいと思います。      畿央大学大学院 健康科学研究科 修士課程2年 石垣 智也

2014.06.09

積水ハウス「納得工房」を見学!~人間環境デザイン学科

2014年5月17日、人間環境デザイン学科3回生は「ユニバーサルデザイン」の授業で京都府木津川兜台にある株式会社積水ハウス総合住宅研究所納得工房に行きました。   納得工房の案内人さんの案内のもと、窓ガラスの性能を体感することによって、 「暑い夏を快適に過ごすためにはどのような加工のされた窓ガラスが使用されるのか」 耐震・制震・免震の説明を模型を使って受けることによって 「大きな地震が来た時、どんな家の構造だと揺れを最小限に抑えることが出来るのか」 さまざまなことを学びました。   実際に車椅子に乗って生活するとき、どの高さにコンセントがあれば使いやすいのか、蛇口の長さやシンクの深さについても改めて考えさせられました。 その後案内された、実際にお客様の声をもとにつくられた収納を重視したLDKが特に印象的でした。 授業の時とはまた違う、図面ではなく実際に目の前にある工夫された家具や照明にすごく感激しました。   私たちはよく「全ての人に使いやすいような」、「~のための」といった提案をします。 けれどそれは 「本当にその人の視点から考えられたものなのか」 「誰かの為に空間を提供するなら、その人と同じ目線になって体験することから始めるべきではないか」 ということを考えさせられる授業でした。   内部は撮影を禁止されているため、最後に納得工房の玄関の前で記念撮影をしました!! 工房の写真をお見せできないのが残念です。   人間環境デザイン学科 3回生 上田 加奈