2026.07.13
フィールドワークを実施しました。 ~ 看護医療学科「認知症ケア論」
看護医療学科の1回生選択科目「認知症ケア論」では、新しい認知症観に基づき、地域共生社会の構築を担う学生の育成をめざしています。アクティブラーニングを中心とした講義や、フィールドワークを取り入れた実践的な学習を行っています。
2026年7月4日(土)奈良県にある「SPSラボ若年性認知症サポートセンター」を訪問し、フィールドワークを実施しました。
今回のフィールドワークは、若年性認知症の人の語りを通して、認知症のある方の思いや生活を理解することを目的としています。また、若年性認知症の方々が抱える生活課題について学び、現地で行われている支援や地域の支援体制への理解を深めることで、自分たちにできることや地域共生社会の在り方について考える機会としました。
当日は、到着直後からあいにくの大雨となりました。そのため、大和橘や梅林、キャンプ地などの見学は屋内からとなりましたが、講義や交流会を通して充実した時間を過ごすことができました。
はじめに、学生と担当者の方々、当事者の方々で自己紹介を行いました。その後、「きずなや」の若野様よりお話を伺いました。若年性認知症の方への支援だけでなく、地域の若者への支援活動についても紹介していただき、学生たちは熱心に耳を傾けていました。
また、若年性認知症の当事者の方からは、仕事で重要な役割を担う中で認知症と診断された当時の状況やお気持ち、その後の生活や支援体制についてお話しいただきました。学生からは「生活面でご本人やご家族が工夫していること」「立ち直れたきっかけを教えてください」など質問にご対応いただきました。学生にとって親世代にあたる方々の体験談は、これまでの学びを現実の生活と結びつけながら考える貴重な機会になったと思います。
認知症をめぐる思いや課題は、一人ひとりの背景や立場によって異なります。学生たちは、当事者の方々との交流を通して、「認知症になっても自分らしく暮らし続けること」や「地域で支え合うこと」の大切さについて考えを深めることができました。
4月から続く「認知症ケア論」での学びに加え、今回のフィールドワークは、これからの地域共生社会のあり方について主体的に考える機会となったと思います。今後も学生一人ひとりが認知症への理解を深め、多様な人々とともに生きる社会の実現に向けて学びを積み重ねていくことを期待しています。
学生の感想
- 「認知症」と診断がついて気持ちが楽になるという話を聞いて、新たな視点を得た。
- 若年性認知症は、高齢者と異なり、仕事や家庭生活への影響が大きいことを学んだ。
- 若年性認知症は、世の中で十分に認知されていないため、支援が難しい。それでも当事者の方々は前向きに頑張っているのがわかった。
- 本人だけでなく家族や支援者の思いにも寄り添えるようになりたい。
看護医療学科
伊藤

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