2026.09.08 

子どもも大人も笑顔に!畿央大学の学生ボランティア23名が工夫を凝らした認知症啓発活動を実施 ~ 看護実践研究センター認知症ケア部門

8月29日(土)、エコール・マミのイベント広場にて、看護実践研究センター認知症ケア部門主催の普及啓発活動「子どもも大人もみんなで認知症のことを正しく知ろう!」を開催しました!

2024年1月に「認知症基本法」が施行されたことを受け、地域の方々に「認知症の正しい理解」と「新しい認知症観」を深めていただくため、身近な商業施設でのイベントを企画。畿央大学では今年で3年目となる主体的な取り組みで、当日は看護医療学科の1〜4回生、総勢23名の学生ボランティアが参加しました。

 

 

 

 

 

学生たちの試行錯誤と準備(6月からのスタート)

今回のイベント成功の裏には、学生たちの事前準備と創意工夫がありました。

 

6月に行われたキックオフミーティングでは、学生それぞれが担当したいブースを選択。「どうすれば参加者に楽しみながら認知症のことを知ってもらえるか?」を第一に考え、効果的な企画を練り上げました。

 

当日のブース&仕掛け

  1. スタートは「認知症クイズ」!:受付後にクイズに挑戦してもらい、学びのきっかけを提供。
  2. スタンプラリー形式:各ブースを巡って楽しめる参加型
  3. 多彩なブース展開
    カフェ憩いの場としてゆったり
    交流脳トレコーナー頭を使って楽しく予防意識を高める
    学生の学び展示&認知症マフの紹介学生視点での学びをわかりやすく共有。
    子ども遊びコーナー魚釣り、輪投げ、箱の中身当てなど盛りだくさん!

※認知症マフとは…認知症の方の不安や落ち着きのなさを和らげるために使われる、筒状の柔らかいニット製品のこと

当日の様子:0歳から90代まで、115名との「あたたかい交流」

9月のアルツハイマー月間に先駆けて行われた当日は、115名もの市民の皆様にご参加いただきました。カフェを目的に来られた方、子どもたちの「遊びたい!」に誘われて参加されたご家族、学生の展示に関心を持って立ち寄ってくださった方など、きっかけは様々です。

 

 

 

会場では、学生たちが世代を超えた交流を積極的に展開しました。

  • 90代男性との出会い
    お一人暮らしを楽しみながら、今なお人材育成の事業に携わっているという男性。ご自身で家事をこなし、健康意識が高く人と積極的に交流される姿に、学生も「認知症予防の秘訣」を学ぶ貴重な機会となりました。
  • 30代ご夫妻からの声
    小さなお子様連れで参加されたご夫妻からは、「認知症のことは全く知らなかったけれど、色々なことを知る良い機会になった」と嬉しい感想をいただきました。
  • 館内のスポーツジムに通う女性友達グループ(75~80歳代数名)
    「準備しているときから気になっていて、ジム終りに誘い合わせてきました」と笑顔で参加。友人との交流や軽く運動できるここのジムに「もう何年も通いながら、健康維持に努力している、認知症のことは自分も気になるけど、その時はその時」、と笑顔でお話しをしてくださいました。

子どもからシニアまで、自然な笑顔と会話があふれるあたたかな空間となりました。

 

 

 

活動を終えて:学生たちの声と成長(一部抜粋)

イベント終了後、参加した23名の学生たちからは成長と達成感にあふれたコメントがたくさん寄せられました。

 

  • 参加して本当に良かった!自分自身も改めて認知症の勉強になりました。
  • 来場者の方々と色々な会話ができ、コミュニケーションを取るのが楽しかったです。
  • これまで子どもと関わる機会が少なかったので、今回たくさんの子どもたちとふれあえて良い経験になりました。
  • 先生や他学年の学生とも交流できて、楽しいボランティアでした。また参加したいです。

学年を超えたチームワークでイベントをつくりあげ、地域の方々と直接対話した経験は、将来看護の道を志す学生たちにとって大きな糧となったようです。

おわりに

今回のイベントを通して、楽しみながら認知症への理解を深めていただく重要性を再確認いたしました。

 

今後も畿央大学では、学生の柔軟な発想と行動力を活かしながら、「認知症に優しい街づくり」に貢献してまいります。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

 

                                 看護医療学科

准教授 室谷 牧子

 

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