2024.06.10 

理学療法学科 海外インターンシップ2024 vol.2~フランスの理学療法士と交流!

理学療法学科では今年度で5回目となる「海外インターンシップ」を行います!3回生12名、教員4名で令和6年9月5日(木)~10日(火)の6日間の日程で台湾を訪れます。現地では国立台湾大学中国医薬大学の理学療法学科との交流や、英語での講義、プレゼンテーションなどが予定されています。

「海外インターンシップ」の事前学習として英語力を向上させるだけでなく、海外の文化や理学療法の現状を学ぶため、海外からゲストをお招きし、学生交流やレクチャーを受ける機会を作っています。

 

前回に引き続き、今回はフランスのリヨン市民病院 に勤務されている立花祥太朗先生からフランスの理学療法の現状について現地からオンラインレクチャーをしていただきました。立花 祥太朗先生はフランスで生まれ育ち、本学理学療法学科の森岡先生が取り組んでいるCRESTの研究協力者でもいらっしゃいます。

 

 

今回は日本語表記のスライドを英語で説明してくださったため、英語での表現も学ぶことができました!

 

▼こちらは16時過ぎでしたが、フランスはまだ朝の9時という早い時間からリアルタイムで講義していただきました!

 

 

 

今回のオンラインレクチャーで学んだことの一部をご紹介すると…

フランスでの理学療法の現状について・・・

理学療法士に開業権がある
1回のリハビリ時間は30分まで(日本は基本的に20分)
PT協会への登録が義務化(日本は義務化されていない)

フランスでの理学療法士の養成について…

2015年から4年制に
(1年間スポーツ学、医科学、生物学、健康学のいずれかを学んだ後、希望者のうち成績優秀者のみ理学療法学科のある学校で4年間学ぶ)
毎年入学できる理学療法学科の学生総数が決められている
日本の約2倍の実習時間が課され、卒業すると理学療法士の資格を取得できる

フランスでの理学療法士の課題について…

現在は直接、理学療法士のもとへ行くと保険適応外のため、医師からの紹介無しで保険適応できるように取り組んでいる

 

 

そのほか、フランスでは理学療法士は男性よりも女性の方が多いことなど教育制度以外の点でも日本の理学療法と違う点があり、フランスの理学療法を知ることで日本の理学療法について考える良い機会になりました。

 

また、私達の質問に対して分かりやすくお答えいただいたため、理解を深めることが出来ました。時差もあり、お忙しい中このような機会を設けてくださり、心より感謝申し上げます。実りある時間をありがとうございました!

 

理学療法学科3回生 礒橋 菜生

理学療法学科3回生 池山 賢太

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